2005年9月23日塔ノ岳(単独)
塔ノ岳もやっぱり霧だった・・・

10月から「みろく山の会」に参加させて頂くことにした。

やはり一人での山行には限界を感じてきた。
とりあえず歩くことは出来ても、万が一のことがあったら周りに迷惑をかけてしまうし、何より行動範囲が限られてしまう。
また、新たな山域に行くにはまずは経験者と共に行くのが、安全管理上とても大切なことと感じるようになった。

という事なのだが、ここ数回の山行ですっかり自信をなくした私は、上記の会でも参考にしている大倉塔ノ岳間の所要時間を自分なりに測定することにしました。

結果は何とか中の下くらいなのかなあと言うことでとりあえずは安心。

これからも体力が落ちないようにしましょう。

大倉(0835)-駒止茶屋(0957-1005)-花立山荘(1117-1132)-塔ノ岳(1207) 実働3h06m
塔ノ岳(1300)-花立山荘(1320-1330)-駒止茶屋(1420)-大倉(1533)     実働2h23m






ということで、19日に引き続き山登り。

鍋割山ですっかり体力に自信をなくした私は、まずはバテないように心拍数の管理。
前回は最初の櫟山と栗ノ木洞の上り下りで飛ばしすぎてしまい、
後沢乗越を過ぎてからは、20m登るとすぐに心拍数が160近くなってしまい立ち止まるという
情けない状態でようやく鍋割山にたどり着くという情けない登り方だったので、
今回は、まずは心拍数を計ることによって飛ばしすぎないように気をつけた。
急登になったら出来るだけ130を越えないように気を遣いながらゆっくりと登る。
その代わり平らな場所はしっかりと早く進むこととした。
そうすると、意外とスムーズに足が動いてくれた。
相変わらずの暑さで汗は激しくでるものの階段の途中で立ち止まることはなくなった。
前のひとを抜くこともない替わり抜かれるためによけることも必要が無くなった。

花立山荘でかき氷を食べてから塔ノ岳に到着。計3時間半。実働は3時間6分。
目標の3時間を少しオーバーしてしまったが、これが今の私の実力と言うところだろう。


塔ノ岳に到着すると、やはり霧。
蛭ヶ岳山荘は微かに見えたが、富士山は見えなかった。
花立山荘ではよく見えた三ノ塔も、すっかり隠れてしまった。
私はどうも展望には縁がないようだ・・・

即席ラーメンを食べて凍ったペットボトルを枕にして少々昼寝。

さて、下りにかかりましょう。


蛭ヶ岳方面




三ノ塔・大山方面
90kg近い体重を支えながら階段道を降りるとまっすぐに降りることが出来ない。
特に霧で濡れた石ころ道は滑りやすく苦労する。
小柄のおばさんが滑りもせずにすいすい降りて行くのは体重が軽いせいなのか・・・・

花立山荘からはステッキを使って降りることにした。
だいぶ膝が楽になる。
決してステッキに全体重をかけてはいけないと言われるが、きっと50%以上は負担させているだろうなあ。
ただ、滑りやすい道では安心して歩くことが出来るので、私にとってはステッキは必需品だ。
階段道で、先に下ろした足にいきなり体重を移さずに足元の確認が出来るだけでも安心が出来る。


頂上の斜面にフジアザミが育っていたがあまりに危険そうだったので撮影を控えたが、降りる途中でたった一輪だったが見つけることが出来た。
登りの時に気がつかなかったのはきっと余裕がなかったせいだろう。


フジアザミ


花のアップです。
本当に大きな花です。


おかげ様で、多少スリップしながらも尻餅をつくことなく大倉に到着。
計2時間半。上出来です。ニコニコしながら自宅に帰りました。

めでたしめでたし。