2005年1月28日 高松山〜シダンゴ山 (みろく山の会)
東丹沢の眺望


※GPS電池切れのため宮地山手前でトラックが途切れています・・・
高松山バス停先(8.00)-農道終点(8.25)-(休憩8.50-55)-ビリ堂(9.20)
-高松山801m(9.55-10.05)-29号鉄塔(11.05-15)
-ダルマ沢ノ頭880m(12.16)-林道(12.35-13.30)
-シダンゴ山758m(13.40-45)-宮地山512m(14.30-35)-寄(15.05)

今日は「みろく山の会」で高松山・シダンゴ山・宮地山と歩きました。

新松田駅7時集合で20分発の西丹沢自然教室方面行きのバスに乗り、高松山入口バス停で下車します。車道を少し歩き、東名高速の高架をくぐるとすぐにきれいな公衆トイレがあり、ここで準備と体操を行います。ミカン畑を縫いながら歩きます。まだ実の付いているものもちらほら見ることが出来ます。高度440m付近で鉄塔を通過。東西に視界が開けており、西正面に富士山、東には秦野の街が開けます。
更に進むとビリ道に到着。小さい石像が2体あり、脇にいわれを記した立て札があります。
『ビリ堂のいわれ
ビリ堂(標高678m)は、東方面の観音沢と西方面の太田沢の尾根筋に位置している。 このハイキングコースは、昔から花女郎路といわれ山北、ビリ堂、高松山、ヒネゴの頭 、遠近沢と割沢の尾根筋を通り八丁集落に通じる路であった。ここは、夜になると動物達(鹿、猪、穴熊、狸、狐)の運動場となっている。春は叡山スミレ、みつば、夏は、てんなんしょう、オオバギボウシ、秋は、フシグロセンノウ、モミジ傘、つりがねにんじん、冬は、カンアオイの野草が咲き乱れる花の山である。ビリ堂のいわれ由来は、一番びり、最後にある観音堂のためビリ堂といわれる。この馬頭観音は、文化10年(1813年)に尺里の人々が近村の人と協力して、村内安全、五穀豊穣を祈って建立した12体8番目に位置している。また、歌碑が嘉永4年(1851年)に念仏講中の手によって建立された。歌碑は、「朝日はや、びり堂山の観世音、庭の千草も、花となるらん」と刻まれていた。歌碑は、山伏修験者がここの風景を詩ったとされている。一方、東南方面の天狗沢は、昔からマンガン鉱の宝庫であり、神縄断層の一部となっている。ここのお山は、花の百名山(田中澄江)の一つになっており、楽しい山である。高松山の自然を楽しんで、ゆっくり、お歩き下さい』とのことです。


ビリ堂から約半時間で高松山に到着。金時山をはじめとする箱根方面や富士山がきれいに眺めることが出来ます。

高松山山頂から明神ヶ岳と金時山を望む

高松山山頂から愛鷹山と富士山を望む


さて、ここからシダンゴ山まではいわゆる破線道です。一応皆が通るので道にはなっていますが、若干ヤブ漕ぎ状態の場所もあります。
私も何度か毛糸の帽子をさらわれそうになりました。また、北側の斜面は雪も残っており一人で行くと道を失いそうな場所です。

秦野峠への分岐を過ぎ急な上り下りを越えてシダンゴ山手前の林道で昼食にします。
ここからは寄から鍋割山へ通じる寄沢を一望することが出来ます。
しかし、鍋割山と雨山の間に不動ノ峰を眺めることが出来ますが、丹沢山も蛭ヶ岳も丁度隠れて見えません。


林道脇から鍋割および寄沢を望む
(カシミールによる)


昼食後シダンゴ山へ登ります。ここからの眺めもすばらしいものです。
表尾根、鍋割山稜、檜岳山稜、その奥に丹沢主脈を望みます。蛭ヶ岳も見えます。
しかし、西側を見ると思いっきり高い山が見えます。
調べれば今日の最高峰ダルマ沢ノ頭(880m)がそびえ立ちます。標高の記入がないので意識せず登って降りてしまいました。
しまった、最高峰の感動を忘れていってしまった・・・






合成してパノラマにしてみました。
空の色が合わない・・・・




無名の880m峰の向こうに富士山
(カシミールによる)

鍋割山と蛭ヶ岳
(カシミールによる)

手前に櫟山、その奥に塔ノ岳と表尾根、更に奥には大山
(カシミールによる)


少し戻って今度は宮路山に向かいます。
45分ほどで到着するものの見晴もない丘でした。
頂上らしい場所にある樹の周りをぐるりと回って寄まで降りました。

これで、鍋割山南西部の山で残っているのは雨山峠廻りだけになりました。
マル危マークばかりの場所なので躊躇してしまいますが、春になったら頑張って行きましょうか。

最後に、今日も無事にリードして頂いた山行リーダーの武藤さん、菅沼さん、同行してアドバイス頂いたリーダーの皆さん、どうもありがとうございました。