2006年3月4日 日影山・檜岳 みろく山の会
新雪の丹沢主稜の眺望


神縄トンネル(8.20)-(9.15-20)-日影山(9.45)-866m(10.10-45)
-伊勢沢ノ頭手前1080m(昼食11.25-50)-伊勢沢ノ頭(12.05)
-檜岳(12.30-40)-雨山(13.01)-雨山峠(13.20)-寄大橋(14.40)-寄(15.05)







今日は、みろく山の会の山行で、日影山・檜岳・雨山と登ってきました。
初めて参加するC山行(一般コースタイムより早い)なので、体力が持つかどうか心配でした。

前日の雨は丹沢では雪になっていたようで、新松田駅から見る箱根の山々は皆白くなっています。富士山も裾の方まで白くなり優雅な姿を見せています。



新松田駅駅舎からの箱根の眺望






バスで神縄トンネルに向かい旧神縄トンネルの前でストレッチを行った後、いよいよ登り始めます。
ここで、いきなりの急登です。
鎖はある、足は滑るスピードは速い!で最初の15分間で体内のグリコーゲンを使い果たし、筋肉は乳酸の洪水で、もうヘロヘロになってしまいました。
途中の大野山への分岐では、もうこのまま一人だけ曲がって大野山の頂上で牧場の牛乳とソフトクリームを食べて帰ってしまいたいと思いました・・・
とは言うものの、皆様にご迷惑をおかけするわけにも行かず、ペースを乱さないよう体をだましつつ少し遅れながら懸命について行きます。


秦野峠までの道は最高峰が日影山の876mですが、積もった雪をサクサクと踏みしめ気持ちのよい道です。



足元の雪はこんな感じ


きれいに咲いた雪の花





破線道の割には踏み後がしっかりしている部分が多かったのですが、急勾配の部分も多く、そこは時折ある赤テープと鹿柵だけが頼りです。
初心者の私に言わせれば「こんなの人の通る道じゃねーよ!」というところですか・・・



道がないが尾根とは判る


滑る雪の傾斜を必死に降りる


秦野峠の手前で、急遽、峠まで降りずに868mから直接伊勢沢ノ頭に向かうことにしました。
足元が切れ落ちているのはあまり気持ちのいいものではありません。
しっかり足元を確認しながら登って、無事秦野峠からの登山道に合流。ほっとしました。





伊勢沢ノ頭手前の尾根道で昼食をとり、更に進みます。
このあたりは1000mを越えて雪も多く、20cm近く積もっていました。
伊勢沢ノ頭は標識を撫でただけで通過。檜岳に到着です。
さてここからの丹沢主稜の眺めは素晴らしかった。
正面から射す陽の光で新雪がキラキラと輝きます。
このためだけにでもここに来た価値があったというものです。








山座同定を楽しむ


おきまりの檜岳の三角点





ひとしきり山座同定を楽しんだ後、雨山峠に向かいます。
雨山はどこだか判らないうちに通過。雨山峠から沢沿いの下りにかかります。
沢の冷気はほてった体に気持ちがいいのですが、何しろ疲れで足元がおぼつかなくなっているところに、超高速特急レベルのスピードで、岩が半分雪をかぶった沢を降りるわけですから、側から見ても危なっかしかったことだろうと思います。





とはいいながら、何とか無事に下山。

結局昭文社の地図で8時間45分のコースを実質6時間でこなしてしまったことになったようです。
これで元気ならば自信もついたのでしょうが、なにしろ追いつくのがやっとで訳がわからないうちに終わってしまいました。
唯一自信がついたのは、雪の積もった勾配のある山の中で、一度もストックを使わずに尻餅をつかないで歩ききったことでしょうか。
安全面から言えば若干???の面もあるでしょうが、訓練と考えれば褒めてもいいかなと思っています。

今日お世話になった、リーダーの阿達さん、安室さんどうもありがとうございました。
特に阿達さんには、ラス前で遅れがちな私を後から励まして頂いた上に、下りではハラハラさせて申し訳ありませんでした。
もっと鍛えて出直します。