2006年3月12日 権現山・北峰 (みろく山の会)
落葉を踏み分けて

浅川バス停(9.07)-浅川峠(9.55-10.02)-(10.55-11.00)-権現山(11.20-12.00)
-麻生山(12.52-13.00)-北峰(13.40-50)-(14.35-50)-杉平入口バス停(15.30)







まずは、中央本線猿橋駅からバスで約40分570円。
浅川バス停に到着後準備運動をして、未舗装の林道を登り始めました。

途中から細い登山道に変わり、雁行した道を浅川峠に向かいます。
ほぼ快晴の良い天気。日差しが暖かい。
雑木林は新芽が膨らみ始め、かすかに春を感じさせてくれます。

浅川峠で一服後、尾根道を権現山に向かいます。
ほぼ直登。左手に時折大菩薩嶺が見えます。
登るに従い風が強くなってきました。山全体から低く風音が響いてきます。
足元に積もる落ち葉は、私たちが通り過ぎた途端、無理矢理起こされて怒ったように風下へ飛び去ります。まるで冬に戻ってしまったようです。
一旦尾根の頂部に出た後、右へ一旦下り再び登って権現山に到着です。
あまりの寒さに強風を避け、少し下った東斜面で昼食としました。



権現山への尾根道


おきまりの権現山三角点

同行の皆さん






権現山頂上からは、南に道志の尾根、その奥に丹沢山塊。北に雲取山をはじめ奥多摩の山々が広がります。大きな肩を持つ大岳山を基準とすると山座同定が容易に出来ます。
時折襲う雨風のため雨具を着用してから、再び出発します。




権現山から奥多摩方面を望む







北峰までの尾根道は大きく上り下りを繰り返します。
雪は谷沿いにちらほら見受けるだけで登山道には有りません。
ミズナラ達に混じってリョウブが美しい木肌を見せてくれます。
麻生山あたりからアセビも仲間に加わりました。
北峰近くになり急勾配の岩場が現れます。
三点支持の講習会を思い出し、足元を確認しつつ無事通過。
岩の間の紅葉したイワカガミの群落を踏まないよう気を付けながら進みます。


イワカガミの紅葉

リョウブの木肌









ようやく北峰に到着。眺望は四周に開け素晴らしい。
左から、丹沢の山々、御正体山、三ツ峠山、雁ヶ腹摺山、大菩薩嶺など。
富士山を拝めないのが残念です。



北峰からのパノラマ(クリックすると別ウィンドウで拡大します)






眺望を楽しんだあと、鋸尾根を下ます。名前の通り再びの大きな上り下り。
一つめのコブは巻き道を通って通過します。
時折花開いたマンサクを確認しつつ、膝下まで積もる落葉に埋まりながら気持ちよく下って行きます。
サクサクと楽しく、秋深い山を感じさせます。




落葉のラッセル


ミズナラの樹皮





集落に出て舗装道路を10分ほど歩いて杉平入口バス停に到着。
ここからタクシーで猿橋駅まで戻ります。4人で800円ずつ。

心配された雨にもひどく濡れることなく、四季を同時に味わう事が出来た山行でした。
今回お世話になったリーダーの河野さん、三谷さんどうもありがとうございました。
又よろしくお願いいたします。