2006年10月1日 有間山〜日向沢ノ峯
(みろく山の会)
秩父から奥多摩へ幽玄の世界



東飯能駅07.41=(タクシー7700円)=08.35逆川乗越09.00〜橋小屋の頭09.20
〜09.49有間山(タタラの頭)09.53〜林道10.32〜10.50仁田山10.55
〜鉄塔11.23〜11.25雨具装着11.30〜11.25蕎麦粒山分岐12.18
〜日向沢ノ峯12.25〜踊平12.50〜獅子小屋跡13.19〜13.55林道14.05
〜14.45(休)14.53〜百軒茶屋15.25〜清東橋バス停15.30



今日は、みろく山の会で有間山から日向沢ノ峯を歩きます。
一昨日までの天気予報では一日雨と言うことだったが、昨日になって曇に変更になった。八王子に向かう電車の中でリーダーにお会いした。
「何とか林道に出るまで天気が持ってくれると良いねえ。」などと話ながら集合場所に向かう。
八王子6時50分集合で、総勢24名。久しぶりの八高線に乗り東飯能で下車。タクシー5台に分乗して林道をひたすら登る。ローとセカンドでぐいぐい登りながら逆川乗越のすぐ下まで行ってくれた。


逆川乗越は広い鞍部となっておりここでストレッチをおこないます。天候は曇。霧がすぐそこまで迫っています。
今年は熊が出没しているようですので、持っている人はザックにベルを取り付けます。9時に出発し、橋小屋の頭に向かいます。
いきなりの急登ですが、体を温めるのには丁度良い。

逆川乗越でストレッチ

乗越にあるお宮


橋小屋の頭からは、登ったり下ったりの尾根道です。霧が濃くなり、先頭が見えなくなり、遅れないようについて行きます。そのうちに胸までの笹藪になり、頭の上までの笹藪になり、一生懸命掻き分けながらついて行きます。サングラスと手袋、マフラーを持ってくれば良かった・・・



霧の中

笹藪に突入

肩までのヤブ

頭の上まで・・・


有間山を過ぎ、林道に出ますと若干見通しが効き向こうの山が見えました。
林道から日向沢ノ峯に向かう途中で雨が降ってきました。カッパを着込み再び出発します。雨の登山道の脇にはいろいろなキノコを見つけることが出来ました。美味しそうですが毒キノコだったら怖いので採集はあきらめました。





蕎麦粒山の分岐は広場になっており、ここで昼食とします。
すれ違った方が、数日前に近くで熊が出たと教えてくださいました。

蕎麦粒山分岐

さあ出発


昼食後も雨は止みません。日向沢ノ峯を過ぎると急勾配の下り坂が始まります。道が幾つかに分かれていて迷いやすそうです。
踊平からは沢沿いに降りてゆきます。獅子小屋跡を過ぎると沢の流れと出会います。
山葵田がありますがその半数以上は放棄され雑然としており、ただでも雨の中で侘びしいのに、本当にもの悲しい雰囲気になっています。



雨の中を進む

急勾配を下りました

沢の流れ

山葵田


14時に林道に出ます。足元もしっかりしているので、廻りの花を見る余裕が出てきました。
セキヤノアキチョウジやツリフネソウが雫に濡れ美しかったです。
バス停に着いたのが15時半。バスの出発時間は16時50分。1時間半の待ち時間は、キャンプ場のおばさんから譲ってもらった酒と持ち寄ったつまみで、瞬く間に過ぎてゆきました。



セキヤノアキチョウジ

ツリフネソウ

ママコノシリヌグイ

キバナアキギリ





今回の山行は、残念ながら眺望を楽しむことは出来ませんでしたが、秩父から奥多摩にまたがる峰々の幽玄な世界を楽しませていただきました。その点では、霧と雨はふさわしかったのかも知れません。

今回リーダーとして段取されトップを歩いていただいた森本さん、サブリーダーとしてラストを守ってくださった西川さん、一緒に歩いてくださった皆さん、どうもありがとうございました。また機会がありましたらよろしくお願いいたします。