2006年10月8日 丹沢表尾根 (単独)
絶景の眺望





秦野駅07.35=08.15ヤビツ峠〜08.35富士見山荘08.40〜09.30二ノ塔09.35〜.9.48三ノ塔.9.53
〜10.20鳥尾山〜10.51行者岳〜11.00書策小屋11.20〜11.33新大日〜11.45木ノ又大日
〜12.05塔ノ岳12.18〜12.18金冷シ〜12.33花立ノ頭〜13.05堀山の家〜13.19駒止茶屋
〜13.45大倉高原分岐〜14.18大倉



台風並みの低気圧が過ぎ去った土曜日は仕事・・・
電車の中からスッキリした富士山と丹沢の山並みを恨めしそうに眺める。
明日は絶対に行くぞ!

ということで、日曜日の8日は、何処へ行こうか思案した上、一番眺望を楽しめる丹沢表尾根に行くことに決めた。

今年から増発になった7時30分秦野駅前発ヤビツ峠行きのバスの乗る。定刻を5分ほど過ぎて出発。
8時15分ヤビツ峠着。とりあえず富士見小屋まで行き、そこでストレッチ。


表尾根で一番辛いのは、最初の二ノ塔まで。深い森の中をひたすら登って行く。冷えた体も暖まり体中から汗が噴き出してくる。小休止して長袖を脱ぎ三ノ塔に向かう。三ノ塔からの眺めは絶景!。今日は遠足日和とあって、可愛い小学生達が一生懸命歩いています。途中で追い越させていただきましたが、ガレ場でおしり座りで滑り下りていたので、行者岳手前の鎖場はどうしたことでしょう。連れている保護者達も大変なことでしょう。出来ることなら金時山か大山で済ませておけばと同情してしまいました。


三ノ塔から振り返る
二ノ塔、江の島、三浦半島



三ノ塔からこれからの道程を眺める
塔ノ岳、丹沢山、一番手前に鳥尾山小屋
三ノ塔から塔ノ岳にかけては、センブリ、ウメバチソウ、リンドウ、フジアザミ、タイアザミ、アズマヤマアザミなどが咲いていました。特にセンブリとウメバチソウは白い楚々とした様子がとても素敵でした。


センブリ

リンドウ


フジアザミ


ウメバチソウ


行者だけ手前の鎖場
上部右側の鎖の下側がはずれて
固定されていませんのでご注意を!


書策小屋で昼食。富士山は昨日初冠雪だったようで、頂上部が微かに白く染まっています。相模湾の先には、伊豆諸島がすぐそこにあるように見ることが出来ました。大島は見たことがありましたが、新島や神津島を見たのは初めてです。あとは、塔ノ岳頂上で南アルプスを楽しむだけです。


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書策小屋からの伊豆諸島の眺め

書策小屋から三ノ塔方面を眺める



富士山の初冠雪


ということで、12時過ぎに塔ノ岳に到着。ここからの眺めも絶景!!!


塔ノ岳から西側の眺め
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塔ノ岳から東側の眺め
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南アルプス




一息ついたところで、下りにかかります。
みろく山の会のCクラスのコースタイムは2時間半。しかし、話に聞くと1時間半以下で下りるのが普通という方も多いようで、今回は2時間を切るつもりで下り始める。確かに早いので、どんどん追い越してゆくが、更に早い人もいる。見ると歩幅が違う。下りは小幅でつま先から先に下りるつもりでしっかりと歩くなどと本で読んだことがあるが、とんでもない。大股で大胆に歩を進めている。よく滑って転ばないものだ。素早く足元を確認してその先に目を向けているのだろう。ブレーキがかかっていないんだよなあ。私があの歩き方をしたら、滑って尻餅をつくか、停まらなくなって前のめりに倒れ込むかどっちかだろうなあ。
自分で出来る範囲で一生懸命下りましたが、結局、丁度2時間で大倉到着。ああ疲れた。
発車時刻まで少し時間があったので、缶ビール1本飲んで渋沢行きのバスに乗ったのでした。

途中の登山道は、強風ために落ちた檜の葉が降り積もり、まるで苔むした道のようになっています。
麓の方の石畳やアスファルト道も杉の小枝が敷き詰められ絶妙のクッションとなってとても歩きやすかった気がしました。

また、みろく山の会で取り付けた登山道の水切りはしっかりと役に立っているようで、今まで雨でひどくえぐれていた場所が大雨でも痛むことなく、かえって平らになり歩きやすくなっていたのがとても嬉しかったです。