2006年12月24日 陣馬山 (単独)
初めての奥高尾縦走


日影バス停07.22〜7.25日影沢橋7.28〜7.55分岐〜8.18一丁平8.20〜8.30城山8.35
〜8.51小仏峠〜9.15景信山9.22〜10.03堂所山〜10.16底沢峠〜10.22明王峠10.33
〜11.00陣馬山11.33〜12.16上沢井分岐〜13.00藤野駅



 仕事が忙しく、土曜日の「みろく山の会」の山行に行けない。
仕方なく1人で日曜日に出かける。今回は、陣馬山へ行こうと決めた。
「丹沢自然観察会」の9月の例会では私がトップで「高尾駅〜日陰沢〜一丁平〜城山〜小仏峠〜小仏」のルートを行くことになったが、実は今まで一丁平より先に行ったことがなかった。
また、12月に入ると見ることが出来るというシモバシラの「シモバシラ」を見ることも目的のひとつだった。

相鉄線の始発に乗って海老名で相模線に乗り換え。橋本まで行く間に腹痛を覚え途中下車してトイレに駆け込んだ。予想はしていたが次の電車は30分後。それでも何とか、高尾駅に8時9分到着。ダッシュでバス停に向かい、既に動き始めた小仏行きのバスに手を振って何とか乗せていただいた。

日影バス停で下車すると冷え込みがきつい。毛糸の帽子で耳を覆い、霜で滑りやすい道を日影沢橋まで歩く。ここからは慣れた林道歩き。ところが一丁平への分岐が判らない。何度も来ているのに連れてきてもらうとこんなものなのだなあと反省。左手に小屋がある場所の少し先にようやく分岐を見つけ登って行く。

しばらく行くと一丁平の広場。今まではここから高尾方面に向かって歩いたのだが、今回はそのまま先に進む。先には真正面に富士山。実はこの高台が本当の一丁平だった。


一丁平からの富士山
さて、富士山に挨拶したあと更に進みます
。城山には通信施設がいっぱいでびっくり。確かに眺めが良い。
尾根道でシモバシラを見つけることは出来なかったがポカポカと暖かく気持ちがよい。
ここから下って小仏峠。タヌキの置物が愛らしい。


城山の電波塔


城山の茶屋


小仏峠の行幸碑


小仏峠のタヌキたち

更に景信山、堂所山と登り11時に陣馬山到着。360度の眺望にビックリ!
ゆっくりと昼食を摂った後は、一ノ尾根を下ります。落ち葉が積もった道をサクサクと音を立てながら楽しく下りて行く。


景信山


陣馬山


一ノ尾根を下る


堂所山












沢井の集落に辿り着くと南斜面にオオイヌノフグリ。湧き水を集める溝にはクレソンが花を咲かせていた。
オオイヌノフグリ


クレソン

トンネルを通り藤野駅手前まで来たが、踏切で丁度遮断機が下りてしまい、目の前を上り電車が通り過ぎてしまった。
ああ、これから次の電車まで30分待たなければならない。
しかたなく駅前をぶらついていると、地元の野菜を即売中。
覗いてみると、コンニャク芋が売っているではないか!
前から欲しかったので早速購入。
スライスして食べるとおいしいといわれたが、私は庭に植えた。来年花を咲かせてくれるだろうか。楽しみ!

コンニャクイモ




高尾から陣馬への道は高低差が少なく楽しい低山ハイキングという感じだった。
一通りピークは登っていったが、各所に巻き道が設定されており、そちらを通ればもっと楽に歩くことも出来るようだ。
ただ、素直に登山道を歩いてくれない人も多いようで、何本も通り道が出来てしまっている場所も多く、更にその外側を歩く人がいてどんどん道幅が広がってしまっている。
電車で例えれば、単線が複線に、更に複々線になっているという感じだ。
中には完全に別ルートになってしまい、どちらが本当のルートなのか判らず悩みながら歩いてみると、30m位行くと合流しているというような場所も何カ所かあった。
通行する人数が多いとどうしてもこうなってしまうのかなあ。

ともあれ、家族で楽しく歩けるコースで眺めも抜群なので、いつか「孫」を連れてこようと思った。