2007年01月03日 鍋割山〜塔ノ岳 (みろく山の会)
新春初山行は馴染みの山で



大倉7.40〜9.02二俣9.10〜9.57後沢乗越10.03〜11.10鍋割山11.45〜12.05小丸
〜12.13訓練尾根分岐〜12.27大丸〜12.37金冷シ〜12.56塔ノ岳13.15
〜14.00小草平14.07〜14.40駒止茶屋14.43〜15.45大倉



 新年最初の山行は、みろく山の会で鍋割山から塔ノ岳に行った。

 勝手知ったる道ではあるはずなのだが、皆で歩くとふとした拍子に誤った道を進んでしまうこともある。自分では間違っているのだという気がしていても、そこを皆が歩き始めるとそのままついて行ってしまう。また、先頭を歩いていても、メンバーの一人の「ここを曲がるんだっけ?」といった言葉に惑わされ、つい正規の道を外して進んでいってしまう。曲がるべき所を真っ直ぐ行くことは少なく、真っ直ぐ行くべき所を曲がってしまうことが多いので、気がつくのが早ければ何とかなるのだが・・・。
 集団というのは大多数の思っていることより、ふと漏らした誤った言葉に皆が動揺してその方向に進んでしまうようで、これからも気をつけなければならないと反省した。

 屠蘇の抜けていなかったメンバーも二俣に着いた頃には足取りもしっかりし、後沢乗越を登って行く。大倉では青空も見えていたが、登るに従ってガスが掛かり展望が効かなくなってくる。鍋割山で早めの昼食。山荘で鍋焼きうどんやみそ汁を頼んだ人もいたが、寒風の中でとても美味しそうに見えた。

 昼食後、塔ノ岳に向かって出発。落ち葉を敷き詰めた道が気持ちよい。小丸の先の訓練尾根への分岐の標識に「中丸」のいたずら書き。落書きはいけないことだが、「言い得て妙なり」で思わず笑ってしまった。

塔ノ岳山頂


丹沢太郎

 塔ノ岳はやっぱり霧の中。住み着いたようにいつもいる牡鹿。毎日新聞の記事によれば「丹沢太郎」というニックネームが付いているようだ。今日は近くに牝鹿もいる。「丹沢花子」とでも呼んであげようか。花子は、食事をしている登山者の後ろに廻って顔を突き出し餌を漁ろうとしている。こんな馴れ馴れしい鹿は、大山ではよく見かけたがヤビツ峠より西では初めてだった。登山者に餌を貰ったのに味をしめたのか。
 塔ノ岳から大倉に出発すると、白いものがちらほらと降ってきた。この冬初めての雪。積もるほどではないが、少し嬉しい。2度休憩を入れて16時前に大倉に到着。有志でドングリ山荘にて新年会を行った。

 今回も履いていったブーティエル深型は調子良く、前回のように痛みを感じることはなかった。自宅を出るときに踵にテーピングをしておいた事も良かったのかも知れないが、これからは心配することなくお付き合いができそうだ。

復活した尊仏如来