2007年3月11日 幕岩スクール (みろく山の会)
第5日 最終日

 昨年の11月から始まった幕岩スクールも、今回の第5回で最終日を迎える。長かったなあ。でもおもしろかった。ロープワークもろくに判らなかった私が、幕山の岩をトップロープとはいえ登ってしまったのは、驚きで一杯だ。先日の鍋嵐への山行でも急斜面を恐れることなく、安全を確認しながら通過する気持ちの余裕が出てくるようになった。今回の講習で全てマスターしたわけではなく、この先にART(アルパイン ロープワーク トレーニング)という課程もある訳なのだが、とりあえず一般の「みろく山の会」の会員として必要な最低限の知識と技術は身に付けていると認めていただける段階になって、ほっとしていると共にありがたく思っている。

 実は、今述べたARTに進もうと一旦は申込書を送ったのだが、会事務所に行って取り下げてしまった。4月から半年近くにわたり月二回ペースで岩に特化してトレーニングを行うということは、私の本来の目的である「花を楽しむ」と言うことが出来なくなってしまう。冬が終わり春になって花が咲き始めると、居ても立ってもいられない。嬉しくて嬉しくて、ついつい視線が地面を這い、枝先を追い、花を求めてさまよってしまう。と言うことで、この春は花を楽しむことに専念させていただき、ARTは今年の冬に開催されるようだったら参加させていただくつもりだ。

 本題に戻る。今回の幕岩スクールは、前回に引き続き天候が芳しくない。湯河原駅9時集合だが、この時点で未だ雨は止んでいない。様子見と言うことで、駅近くのデニーズへ。今後の予定等を打ち合わせているうち天候が回復してきたようだ。バスで幕岩に向かう。


幕岩は雲の中

 この時期は、幕山公園は梅が盛りのため、臨時バスが運行され便利になる反面、入所料200円也をを徴収される。「すっかり散ってしまっているのに」などとぼやきながらも入場料を支払って広場に向かう。この時点で、まだ雨は降っていた。仕方なく、屋根のついた舞台でロープワークなどのトレーニングを行う。昼食を摂ったところで雨は止み、いざ桃源郷へ。

 2ヶ月ぶりの岩は、怖かった。間が空くとすっかり忘れてしまうものだ。そういいながらも何とか登りきり、懸垂下降。これは何度やってもおもしろい。何度か繰り返して今回の課程は修了。指導してくださった皆さん、どうもありがとうございました。駅前で反省会をして無事自宅に帰ることが出来ました。

 で、肝心の岩登りの写真がないのは一生懸命やっていた証拠ということで、トレーニングの合間に撮った写真がこれ。ダンコウバイ、ヒュウガミズキ、タチツボスミレ、コブシ、オオシマザクラ。やっぱり、花が好きなんだよな。自分の気持ちに素直に従って、これからも山を楽しんでゆきたい。



ダンコウバイ


ダンコウバイ


ヒュウガミズキ


クサイチゴ


タチツボスミレ


タチツボスミレ


オオシマザクラ


コブシ