2007年6月16日 源次郎沢 みろく山の会
沢集中山行第1日




戸沢駐車場08.55〜(F1)9.51〜(F2)10.00〜(F3)10.07〜大岩10.25〜10.33(F4)10.56〜二俣(右)11.00〜11.05(F5)11.45〜11.50大休止12.10〜12.15二俣(左)〜(F6)12.25〜(F7)12.32=奧二俣(右)〜(大きなガレ沢)〜源次郎尾根〜源次郎尾根岩塔(沢装解)14.00〜14.08花立山荘〜15.00作治小屋







みろく山の会沢集中山行第1日として、源次郎沢に参加することにした。

当日は、秦野集合。自家用車に分乗して戸沢駐車場に向かう。5人乗車すると車高は当然下がり、戸沢林道では細心の注意を払って運転しても、何回か腹を擦るガリガリという音が聞こえた。腰を浮かしても無駄だとは判りながら、つい腰を浮かしてしまう。



駐車場到着後、沢装備を身に付け準備運動の後に出発。本谷の右岸へ橋で渡り本谷山荘脇を通って書策新道を進む。源次郎沢最後の堰堤下を通って源次郎沢と本谷の間を進むと左手に源次郎沢への降り口があった。目の前の堰堤を二つ越えるとF1が見えてくる。ここは滝の左側を登る。


F1が見えてくる


F1を登る


更に進むと3段の滝。その最上段がF2だ。
1段目は右側の乾いた岩を登る。2段目は左側。最上段は、右側を登る。


最上段がF2
最下段は難なく進む


2段目は左


最上段は右


小滝をいくつか超えると、F3と思われる滝。水の中をジャブジャブと登る。


ゴルジュを歩く


小滝を超える


F3と思う


大岩の隙間を越えて更に進むとF4。
これは左側のカンテを登り、大岩の右側をすり抜ける。ここがちょっと怖い。固定ロープにプルージックだったので恐怖感はない予定だったが、ヌンチャクの掛け方を修正する必要があったのでロープの架替えをすることにしたが、片手での架替えがなかなかうまく行かずドキドキした。


F4手前


カンテを登る


上の岩の右をへつる


その先の二俣は右に行く。すぐにF5にたどり着く。ここは、左側の乾いた崖を登るのが最も楽なのだが、半数はちょん掛けで水流のすぐ左を登る。ここは、途中までは何とか行くのだが、最後の落ち口に手がかりが無く、皆かなり苦労したようだ。私は安易に左側を選択して登ってしまった。


F5全景


ここからが難しい


左側の乾いたところは比較的楽


F5を過ぎて間もなく水が枯れる。ここで大休止。

再び気持ちの良いゴーロを進むとF6。岩が覆い被さり岩小屋のような感じ。中でビバークできそう。岩の間を素直に登れば簡単だが、大岩を超えるときザックがあたって右に振られそうになるのが少し怖い。


ゴーロを進む


勾配がきつくなる


F6


更に進んでF7。昔は大きな滝だったようだが今はただのガレた斜面になってしまっている。ここで二俣。正面と右側に分かれる。ここで大きな勘違い。真っ直ぐ進むべき所を右俣に入ってしまった。ある本に大きなガレ沢と書かれてあるとおり、ただひたすらガレた沢を登り続ける。間違ったと気がついたときには尾根はもう目の前。あきらめてそのまま登り源次郎尾根に詰める。


F7
この先を真っ直ぐに行かず右俣に入ってしまった


ここから尾根を登り続け、尾根中間の大岩の上で沢装備を解く。そこから左前方に笹原。その奧に花立山荘。源次郎沢正面を詰めていれば、そこを登ってきたのであろう。次回は間違いなく登って岩滝を楽しんでみよう。

ふと振り返れば、真っ青な空と相模平野が一望。とても気持ちがよい。


源次郎尾根を登る


源次郎尾根大岩の上で記念撮影


少し登ると花立山荘の直上に出る。ここから大倉尾根を下り、小草平の下から天神尾根にはいる。脚はすっかりくたびれ果てており、段を踏み外して踏ん張ったところで左腿脇がピクピク。騙しながら歩くがゆるんでくる気配がない。あきらめて皆に声をかけ、先日紹介してもらって購入したばかりの「芍薬甘草湯」を飲む。本当に効くのか不安だったが、再び歩き始めてすぐに身体が温かくなり、腿のこわばりが無くなった。既に受けたダメージが無くなるわけではない、つまり痛みが無くなるわけではないのだが、これ以上の緊張によるダメージが無くなるのが本当に助かる。これからも常備薬になりそうだ。

本日宿泊する作治小屋に到着したのが15時。皆との宴会を待たずに、持ち寄った酒とつまみで小宴会を始めてしまい、そのまま大宴会となり、22時過ぎまで盛り上がったのでした。明日の沢山行もあるのに、皆お元気なことで・・・
そういう私も、すっかり酔っぱらって綺麗な布団で気持ちよく寝かせていただきました。