2007年12月1日
椿丸
憧れの西丹沢





この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、
同院発行の数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)
及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。
(承認番号 平19総使、第184号)

0735浅瀬0812〜0927(780m手前)〜1013(838m手前)〜1042椿丸〜1047椿丸分岐1113〜1140織戸峠1145〜1250山神峠方面分岐〜1305山神峠1320〜1435吊り橋〜1510夕滝〜1515浅瀬




今日は、みろく山の会の会山行で中級地図読み教室として憧れの椿丸に行く。

JR谷峨駅集合でタクシーを使って浅瀬まで。一人で行くと浅瀬入口バス停から1時間歩かなくてはいけないので、会に入っていてありがたいことだと思う。浅瀬のゲートをくぐったところで準備運動の後出発。









いよいよ尾根に向かう


結構な急登を
四肢を使って登る

浅瀬橋を渡ったところが尾根の始まりなのだが、登れそうにない崖が続く。少し左の林道を進み、保安林の標識がある斜面を登って行く。最初から沢の詰めのような急登。落石・滑落に注意しながら尾根まで辿り着く。


急登の尾根を進む


見上げれば黄葉

相変わらずの急登であるが紅葉黄葉が美しい。780m手前ピークで正面の尾根が切れ右側に大きな尾根が続いている。地図を確認し北の尾根に進む。尾根に沿って進めばよいのだが、広いピークを通過する際に方向を見失うことが多い。リーダーに事前に指導していただいてピークの位置を地図にマーキングしておき、ピークに到達する度に地図とコンパスで現在位置と方向を確認する。先に尾根が見えるからとピークを巻いてしまうと本来進む尾根を見失い巻いた側の支尾根に入ってしまうので、しっかりとピークに達して周囲を確認することが必要だと強く感じた。

836m手前のピークで北に向かう尾根が途切れる。周囲は三方とも明確な尾根が続いている訳ではないが、地図を頼りに西を確認すると遠くに尾根が盛り上がっている。そちらの方向が正解。一旦大きく下り椿丸のある西の尾根に乗る。地図上では椿丸の手前に大きなコブがある。きっと「偽椿丸があるね」などと話ながら登ると、案の定最後のピークと思って登った先にさらに大きなピークが聳えている。登って行くとなだらかなピークがあり、椿丸の札を確認。少し進んで枯れススキで明るい分岐点で昼食とする。


椿丸分岐で昼食



尾根も見事に染まる



椿丸に到着



椿丸から
菰釣山方面を望む


織戸峠に到着



織戸峠の踏み跡に
昔を懐かしむ

昼食後、菰釣山方面に向かい織戸峠まで進む。この峠は今は廃村となった地蔵平と水ノ木を結ぶ道であったとのこと。峠から両側の沢筋に向かって微かな路跡が続いているのが感じられる。いつかは歩いてみたいものだ。


織り戸峠からの戻りに
椿丸を望む

再び椿丸分岐まで戻り、山神峠に向かう。大きな尾根なので間違うことはないが、山神峠に向かう場所が難しい。紅葉黄葉が綺麗だがあまり夢中になって分岐を見逃すと大変なことになる。20分ほど歩いた頃から左側に注意を払いながら進む。不老山に連なる尾根が正面に大きく現れ、現在地から大きめの尾根が左に伸びている地点で、ここが分岐と判断し周囲を確認する。ここより先の左側にはさらに大きな尾根はなさそうだ。間違いないと判断し、真南に延びる左の尾根を下る。それなりの急降下。目の前にトタン屋根が見えてきて急坂を下ると山神峠に到着した。比較的最近修繕したようで台座の石以外は新しい。しかし、せっかく立てた上屋は今年の台風で倒壊したそうで少し悲しい姿になっている。

綺麗な黄葉


紅葉も素晴らしい


山神峠の山神様


吊り橋と紅葉

しばらく休憩した後再び出発。真南に進むが途中から南東に変わる。701m手前の鞍部に下る手前で尾根が広くなり進み方向に悩む。見た感じでは南に下るルートと東に下りるルートに分かれている。しばし偵察をした後南側を下ってみる。結局はどちらを下っても同じ場所に行き着くことになっていたのだが、こういうこともよい勉強になると思った。
尾根には仕事路が現れ右側の沢音が大きくなってきたところで自然と尾根を外れ右に下って行く。古びた木造家屋が現れ、これが三保山荘だと知る。その先に吊り橋。橋を渡って水ノ木の林道に出た。


リンドウの花

ここからはひたすら世附川沿いに林道を歩いて浅瀬に戻る。山は名残の紅葉。足元を見ればリンドウ。途中で対岸に立派な夕滝。落差60mとのこと。しばし見とれる。

780m峰の紅葉


夕滝

浅瀬到着は15時過ぎ。タクシーに分乗し山北駅で解散。有志で駅前の温泉に向かわれましたが、私は私用のため諦めました。残念。

今回は、丹沢に登り始めてからずっと憧れていた椿丸に行くことができました。
未熟な私をここまで育てていただいた会とリーダーに感謝いたします。
どうもありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします。