2008年2月17日
広沢寺弁天岩
ART第2回 リードで登る



今日はみろく山の会「ART(アルパイン・ロープワーク・トレーニング)」の2日目。

前回は雨のため、戸沢の山岳スポーツセンターの室内人工壁で基本操作や自己脱出、あぶみの使い方等を教わった。
それなりに理解したとは思ったが、やはり本番となると慌ててうまく行かない場合もあった。やはり、慣れるのが一番というところだろう。

7時に愛甲石田駅集合。タクシーで広沢寺の駐車場に向かう。弁天岩には一番乗りであった。本日は生徒が5人、先生が7人。先生と生徒がペアを組んでロープを結ぶ。残った二人の先生は、1ピッチ目のビレイ点と最終地点で待機。

岩の足元でまずはビレイ点でのロープワークを復習。小手調べで1ピッチ分セカンドで登る。ビレイ点でびびって、セルフビレイに体重が思い切ってかけられない。ようやく落ち着いたところで懸垂下降。これは結構慣れたもの。

その次は1ピッチ目をリードで登った後、先生をビレイする。どうしてもロープが伸びすぎてしまい、微妙な調整が難しい。
2ピッチ目はセカンドで登る。1ピッチ目より壁が立っているので怖いが、適当なところにガバがあるのでそれなりに登って行くことが出来る。

3ピッチ目はまたリード。勾配はかなり緩いのだが、中間ビレイ点がないのでかえって恐怖を感じる。先生を引き上げて、懸垂下降への段取り替え。安全だと理屈は判っているのだが、1本の自己ビレイに全体重を預け、メインロープを身体から解く一瞬がドキドキ。

午前中4回、午後3回登って腕はパンパン。何が疲れるって、登ることよりもロープの引き上げとビレイが疲れる。腕力・握力が落ちて行くのがはっきりと判る。最後には登っている最中に指がつってしまいグーになったまま戻らず、途中で自己ビレイをとって休ませてもらってからようやく登りきった。


1ピッチ目を終え、2ピッチ目をビレイ中



よそ見をしちゃ駄目!



弁天岩正面を見上げる



右側は少し易しい


まだまだ初心者で、ロープの扱い、支点の取り方に無駄が多い。そのために力を浪費し疲れてしまう。登る際にも、身体が大きい分遠くの支点に届いてしまうため、腕で身体を引き揚げている場合も多い。それが指の攣りにつながっているのだろう。それにしても、指は攣っても足のように痛くはならない。ただグーになってしまうだけ。何か不思議な感覚だった。

次回は、もう少しスムーズな動きを心がけると共に、事前に指や腕などの普段使わない筋肉を鍛える必要がありそうだ。
そして何よりも、この重すぎる体重を減らすことが上達への一番の近道であると指摘されてしまった・・・
ダイエットしなくちゃ・・・・・・