2008年7月9日
岳ノ台〜三ノ塔
日本武尊の足跡を訪ねる



この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平19総使、第184号)



蓑毛0815〜0925ヤビツ峠0935〜1010岳ノ台〜1027菩提風神社〜1040パラグライダー滑走台〜1045菩提峠〜1130日本武尊足跡〜1155二ノ塔1220〜1245三ノ塔1300〜1400牛首〜1438林道〜1500大倉バス停

今回は、みろく山の会の会山行でセドノ沢左俣に行った・・・・・
と書くつもりだった。
しかし、秦野駅で集合時間になっても誰も来ない。
おかしい、ということでリーダーの自宅に電話をかける。
ご本人が出られ、中止になり昨日皆に連絡したとのこと。
私がファックスで送った申込書は会事務所に届いていなかったようだ。

がっかり。
先日の土日に八ヶ岳に登ろうと自家用車で行ったのに登山靴を忘れ、八ヶ岳PAからすごすご退散したのに続いてのミスだ。
ちなみに、自宅に帰ってから確認したところ、今回の山行と同時に申し込んだつもりだった、8月はじめの西穂〜奥穂〜槍ヶ岳の山行が申込者無しということで中止になってしまった。既に申込期限を過ぎてしまったので今更どうしようもない。
更に、この後の土曜日にまたまたとんでもないことになるのだが、これは別の機会に述べる。
7月下旬に予定していた北岳バットレスが自分の都合で参加できなくなって以来、ろくなことがない。

ここまで来て帰るのもしゃくだということで、思い直して、沢道具を入れたまま尾根歩きをすることにした。
嫁さんには状況とコースを口頭で説明したものの、何しろ登山届を出していないので慎重に行動する必要がある。

バス停に行くとヤビツ峠行きはまだだいぶ時間があるので、蓑毛行きに乗った。
蓑毛からヤビツ峠までの道は、この時期ヒルが沢山いる。事前にヒル対策をしていなかったので足元に気をつけながら進む。幸いなことに先行者はいないようだ。ヤビツ峠に到着し靴と靴下を脱ぎ確認したところ何とか無事のようだ。

この後、普通なら富士見山荘から表尾根に進むのだが、いつもの道ではおもしろくない。岳ノ台方面から行くことにする。

ヤビツ峠から岳ノ台経由で菩提峠に行く道は春に丹沢自然観察会で何度か通った道。しかし、今の時期は露に濡れた下草が茫茫と生い茂り歩きづらいこと甚だしい。足元をびしょびしょにしながら進む。


岳ノ台の展望台


菩提風神社

菩提峠からは、初めて通る二ノ塔への道。途中に日本武尊の足跡と呼ばれるものがあるそうだ。
ほとんど人が通らないような踏み跡を進んで行く。昨日の雨のため急登が滑りやすい。時折、今日付けたと思われる足跡を見かける。
1時間ほどで足跡の案内杭に出会う。でも、廻りにそれらしきものがない。杭をよく見ると、頂部に手書きで右への矢印が書き足してある。右側を見ると赤いスズランテープがぶら下がっており、微かな踏み跡が続いている。その方向に進むと小高い丘の先の鞍部に平たい自然石があり、その中央が足形にへこんでいる。日本武尊の足跡というのはこれのことだろう。それにしても目立たない。標識も判りづらい。

更に上に進もうと踏み跡を探したが深いヤブで進めそうもない。仕方なく案内杭の所まで戻り、更に踏み跡を進む。ひょっこりと尾根筋に飛び出し登山道に出る。葛葉の泉から二ノ塔に登る道のようだ。この道を登り12時に二ノ塔に到着。昼食とする。


菩提峠の案内杭


現地近くの案内杭
上に手書きの矢印


いわれの説明板
ほとんど読めない


これが日本武尊の足跡


自分の靴と大きさを比べる

大休止の後三ノ塔に進む。三ノ塔にはご老人の登山者が一人。お話を伺ったところ、先程の踏み跡の主であった。富士山を撮影するために菩提峠から三ノ塔まで良く歩かれるそうだ。丹沢の昔話などをお伺いしながら暫く過ごす。

この方と別れた後、少し戻って牛首から大倉への登山道を下る。この道は急で雨水にえぐられ滑りやすく歩きづらい。どなたかが懸命に整備をなさっているようだが、もう少し根本的な整備を施す必要があるようだ。


三ノ塔の三角点


下山途中の送電鉄塔


風の吊橋に到着


戸川公園のあじさいが満開

暗い道を2時間下り、ようやく大倉バス停へ。到着したら同じ会の仲間が丁度下山してきたところだった。モミソ沢を遡行してきたそうだ。折角だからと、一緒に反省会。私のドジ話を大いに笑っていただいた。

今回の反省。
FAXを送ったら必ず電話で確認する!


今回観察した花はこちら