2008年7月26日〜27日
小室川谷
深い淵を泳ぐ


この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)
及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平19総使、第184号)

20080726
0900上日川峠=1015泉水谷P1030〜1100小室川谷出合(休)1115〜1148(8m)〜1208(15m)左〜1229S字峡(泳)1300〜1340石門の滝(左)〜1415石門〜1420(休)1427〜1437小室淵〜1450中の沢出合〜1500幕営地
20080727
幕営地0555〜0710雨乞いの滝〜0720四段30m〜0808石畳のナメ〜0900ジャヌケ沢出合〜095512m階段状の滝〜1120尾根へ抜ける〜1245妙見ノ頭1315〜1400富士見山荘〜1425ロッジ長兵衛



今回はみろく山の会の有志で小室川谷へ行く。
丁度「山と渓谷」で紹介されたため混雑が予想されたが、賑わっていたのは林道の終点だけで、あとは他の遡行者と会うこともなく静かな山行であった。

帰りの道程を楽にしようと、上日川峠の駐車場に車を1台デポし、残りの1台で泉水谷の林道へ向かう。林道に入ってすぐの駐車場の先にチェーンが張ってある。残念ながら出合までは歩かなければならないようだ。沢装備を整え林道を30分ほど歩いて出合への脇道に入る。
吊り橋を渡って泉水谷を10mほど下れば小室川谷出合。現れる滝は小さなものでも深い淵を伴っており腰、あるいは首近くまで浸かって越えて行く。最初のS字峡で腰まで浸かったときに何故か私の「防水」デジカメが浸水してしまった。それ以降の写真は頂いたデータです。また、GPSも何故か途中で電源が落ちてしまう。原因不明。7月はすっかりツキが落ちてしまったようだ。

渓中泊はタープを2枚繋げてその下で過ごす。張り終わったと同時に夕立がやってきた。間一髪間に合った。


林道から入渓点に向かう


泉水谷の吊橋にて








S字峡入口


私も登る


S字峡の淵を進む


石門の滝巻き道を登る


私も登る


石門


小室の淵


本日の宿泊地にて


翌日は6時前に出発。4段30mの滝は見事。3段目は右から巻き落ち口に15mの懸垂下降。ジャヌケ沢出合を左に行くと、一旦水が枯れて心配するが程なく復活。再び見事な滝たちが現れる。正面に岩壁が現れ沢が右に曲がる。倒木に埋まり始めたので見切って左側の尾根に取り付く。幾分トラバース気味に進み支尾根にあたったところで尾根を詰める。出たところは妙見の頭であった。ここで沢装備を解く。下りは、賽の河原から破線道を進むと、途中1箇所だけ沢に出たところで判りづらいところがあったが、林道を歩くことなく富士見小屋まで行くことが出来た。福ちゃん荘から先も登山道側を歩き上日川峠到着は14時半。丁度夕立が降ってきた。このときも間一髪間に合った。


4段30mの滝







ということで、カメラは壊れるしGPSは調子が悪くなるといった不調が続いている。
しかし、一度もずぶ濡れになることなく山行を終えることが出来たということは、ツキが戻って来つつあるということか。
期待して8月を迎えることとしよう。