2008年9月20日〜22日
槍ヶ岳
会社の仲間と山登り



20080920
1130上高地1200〜1250明神〜1305穂高神社奥宮〜1350徳沢1400〜1450横尾(横尾山荘泊)
20080921
山荘0540〜0625一ノ俣0630〜0735ババ平0745〜1015坊主岩小屋1035〜1142槍ヶ岳山荘(槍ヶ岳山荘泊)
20080922
山荘0605〜0616飛騨乗越〜0830槍平小屋〜0918滝谷〜1035白出沢1050〜1210新穂高温泉



勤めている会社での飲み会の際に山登りの話が出た。山に行ったことがないが剣岳に登りたいという者がおり、いきなりは無理だと説得。酔った勢いで槍ヶ岳なら一緒に行くよと言ってしまったようだ。
幾日かしてからふと思い出し、本人に確認したところ、まじめに考えているとのことだったので、他の希望者も募ってハイキングクラブを結成(結局は私を含めて3人だったが・・・)、山行計画を立てることとなった。

まずは希望通りの槍ヶ岳から。
予定した日程の直前に台風が通過。やきもきしたが何とか行き過ぎてくれた。台風一過の晴天も期待したのだが結局はどんよりとした曇り時々雨という天気になってしまった。


1日目

電車で松本、直行バスで上高地まで来た。時折晴れ間は見えるが全体的に曇。河童橋から穂高は見えず。明神岳も上部は雲の中だった。穂高神社奥宮にお参りして歩を進め、15時前に横尾山荘に到着。
二人は小屋食だが、私は自炊。ところが、横尾山荘には自炊場がないとのこと。外で自炊しろというのだが雨が降っている。結局、軒先のベンチの脇で立ったまま炊事と食事。とても惨め。こんなことなら、予約の電話の際に自炊といっているのだから状況を説明してくれればと非常に不満。折角改装なって気持ちの良いベットに寝かせてもらったがありがたみが半減した。
翌日の天気予報は曇のち雨。早めに出発して雨が降らないうちに槍ヶ岳頂上に行こうねと話ながら就寝。

河童橋から穂高は見えず


穂高神社奥宮に参拝


2日目

起きて空を眺めると雨。
仕方なくレインコートを着込んで出発。登山道自体は気持ちが良い。少しペースが早めだったのか、南岳分岐あたりから息が切れてくる。小雨の中、時折槍の穂先が雲間に覗く。昼食は雨の中。幡髀辮lを偲んで坊主岩小屋の中で頂く。
ようやく槍ヶ岳山荘に到着したが穂先は雲の中。翌日は曇とのことだったので、ピークハントは翌日に延期。昼間から飲んだくれる。


霧の間から微かに槍の穂先が見えた


3日目

4時には穂先がくっきりと見えていた。4時半には雲に隠れた。5時には雨が降ってきた・・・
ピークハントはあきらめ下山することにする。次の楽しみが出来たねとお互いに慰め合いながら槍平小屋へのガレた急坂を下る。紅葉が始まったばかり。ナナカマドも黄から赤へのグラデーション。コバイケイソウたちが黄色く染まっていた。槍平小屋から先の道は単調な林道だろうと思っていたがとんでもない。結構な登り返しや沢の横断などそれなりに楽しめる。白出沢を過ぎ林道にはいるとトチノキの林。しっかり実ったトチの実を沢山拾った。拾ったばかりの実は艶々としてとても綺麗。食べるのがもったいないくらい。
少し早めに新穂高温泉に到着。無料の町営温泉に入らせていただき3日間の汗を流した。帰りは、平湯温泉で散々飲んだくれ、予約を入れることが出来た新宿行きの高速バスでゆっくりと寝て帰った。


ナナカマド
紅葉のグラデーション


草紅葉も少しずつ進んでいる


槍平小屋のハート型の石たち


気持ちのいいトチノキの林
トチのみをいっぱい拾いました


今回はピークハントが出来ず皆に残念な思いをさせたが、お互いの実力の程も判ったし、これからの計画立案の為には良かったのかも知れない。
今後もこの会は続くようなので、事故の無いよう楽しく経験を積んで行くようにしたい。