2009年8月29日
富士山
お鉢巡りをしてきました


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2204吉田口2210〜2250六合目〜0010七合目〜0150八合目〜0250九合目〜0350頂上(日の出)0518〜0600剣ヶ峰0630〜0720下山開始〜0740八合目(須走口分岐)〜0810七合目〜0918須走口五合目



実は、剱岳に行くつもりでした。
しかし、日曜日の天候が悪そうなので中止・・・
さて、土曜日はまだ天気はいいようだし、どこへ行くか。
剱岳は金曜日の夜行で行くつもりだったので、夜行で行って土曜日中に帰ってこれるものはないかと検討したがなかなか思いつかない。
そこでふと思い出したのが、今NHKで田部井さんが出演している趣味悠々。
最後に富士山に登ることになっている。
早速調べたが、新宿からのバスツアーは既に満席。
一般の交通機関はないかと調べたところ、河口湖駅から吉田口まで行くバスの最終が21時15分なので仕事が終わってからでも間に合うことが判った。

さて、当日仕事を定時で切り上げ八王子から河口湖直通の電車に乗り込む。車内で仮眠をしようと思ったが、寝られないまま河口湖駅に到着。乗り換えたバスも満員。最後に残った1席に座ることが出来たが、やはり寝られず。

予定より少し早く吉田口に到着し、ヘッドライトを手に持ち、22時10分に歩き始める。
見下ろすと街の灯りがとても綺麗。見上げれば天の川と満天の星たち。流れ星も何回か見ることが出来た。

前回高山病になった反省からゆっくりと歩く。追い抜いて行く若者もいるが、たいがいその先でバテているためまた追い抜くことになる。七合目くらいから混み始める。団体がゆっくりと歩くためだが、それでペースが保てるためオーバーペースになることが無く助かる。結局、水飲み休憩以外は休むことなく頂上までたどり着くことが出来た。


吉田口五合目を出発


頂上直下の鳥居を潜る

予想外の好天で、日の出もばっちり。お鉢巡りも楽しむことが出来た。
ただ風が強く何度も吹き飛ばされそうになる。
冬に登ったらこれ以上の風に耐えなければならないのかと思うとぞっとした。


日の出が出ても登頂の行列は途切れず


雲海と日の出





剣ヶ峰の記念撮影行列は見事に続き、写真を撮るまで30分かかった。頂上をよく見ると三角点より高い場所が何カ所かある。その中で一番高そうな所を選んで改めて記念撮影。


剣ヶ峰から火口を眺める


下降を見下ろす


剣ヶ峰記念撮影の行列


二等三角点 (富士山 3775.63m)


剣ヶ峰の電子基準点


おきまりの記念撮影


実はここが一番高い


大沢崩の先に影富士


富士山頂にはもう一つ北側に火口がある

帰りは、新松田まで直通バスの出ている須走口に下ることにする。下りはじめから快調にとばす。一昨年より砂の質が細かく厚くなったようで大股で駆け下りても膝に負担がかからない。砂走りもこんな感じなのだろうなと思いながら楽しむ。

さて、本物の砂走りはスケールが違った。遙か下までの直線コース。皆がもうもうと立てる砂埃が見事。富士山にマスクが必要だとは知らなかった。タオルで覆面し駆け下り始める。時折砂の中に混じる岩に足を取られて倒れそうになるが、ストックのおかげで何とか立て直す。雨合羽のズボンとスパッツを脱がないで良かった。下ったあとは下半身は埃だらけ。五合目に下りて確認したら上半身もリュックにもしっかり埃が積もっていた。


西丹沢は雲の下


砂走りの砂埃


私も砂埃の仲間入り


靴もズボンも砂だらけ
スパッツのおかげで靴の中に砂が入らずに済んだ

今回のタイムは登り6時間、下り2時間。
日の出もばっちり見ることも出来たし、お鉢巡りをすることも出来たし、最高の山行でした。
砂走り、おもしろかった!!!





ここからは今回観察した花たち


オンタデ


メイゲツソウ


イワツメクサ

フジアザミ


ミヤマアキノキリンソウ


キオン


オヤマノエンドウ


ヤマホタルブクロ