2010年4月4日
鍋割山〜マルガヤ尾根
久しぶりの山登りでカモシカに出会いました



寄バス停0718…0745栗ノ木洞西尾根取付…0908栗ノ木洞…0930後沢乗越…1025鍋割山1050…1105マルガヤ尾根分岐…1210マルガヤ尾根取付…1224二俣…1311大倉分岐…1330大倉



 このところ所用が多くて休日の山登りに行けない。身体がすっかり鈍ってしまい、体重も増加傾向・・・
ということで、だらけた身体を鞭打って、一番身近な丹沢に向かう。

 どこに行こうか。
今年はバリエーションルートをほとんど歩いていないので、今まで歩いていない尾根を行こう。
登りは、今まで気になっていた寄から鍋割山に到達する支尾根のうち、一番危険性が少なそうな稲郷から栗ノ木洞に登る尾根。下りは、M−Kさんご推薦のマルガヤ尾根。但し、ミズヒ大滝の先に下るルートは、少し間違えると大滝の落ち口に出てしまったりして苦労しそうなので、素直に本沢出合に下るルートにした。

 さて当日は、晴れる予想がすっかり外れて曇り空。電車の窓から見る丹沢は、頂が雲の中だ。
バスで寄まで。そこから稲郷の先の取り付きまで行く。林道に回り込むとすぐに登りの踏み跡が見つかり、素直に登ることが出来た。この尾根は、左手に若干の広葉樹林があるが、基本的にはヒノキの植林帯。手入れが行き届いており意外と明るい。取り付きはきつい傾斜だったが、後は楽しい登り坂。久しぶりの身体には丁度良い刺激。尾根に出た後、登山道を右に戻ると栗ノ木洞の標識と三角点。

 ここからは楽しい一般登山道。鍋焼きうどん目指して、すたこら登る。1100mから霧の中。樹に集まった水滴が時折落ちてくるが、びしょ濡れになるほどではない。10時半近くに鍋割山に到着。小屋内は、二俣から水を担ぎ上げてくれた登山者がいっぱい。みんな努力を感謝され嬉しそう。訓練所尾根を下る様で、空いたペットボトルをまたザックに入れている。本当にお疲れ様です。

 美味しい鍋焼きうどんを頂いた後、再び出発。鍋割山稜は霧の中。10m先が見えない感じ。初めての尾根を下るのは非常に不安だったが、マルガヤ尾根分岐点まで来てみると意外と勾配が緩い感じなので、下ってみることにする。

 マルガヤ尾根はアセビやいろいろな低木がゆったりと育っていてなかなか楽しい尾根だ。晴れていれば眺めもいいのだろうが何しろ霧の中で何も見えない。途中にはザレた急傾斜もあり気を遣いながら下る。途中の928mピークは綺麗なコブ。イガイガさんは、このコブが「マルガヤ」の名の由来ではないかと考えている様だ。

 830mあたりで、右に落石の音。音の方向を見るとカモシカがいた。丹沢ではよく見かける様だが、私は初めて。5分ほどお互いににらめっこ。写真をしっかり撮らせていただいた。少し近づこうとトラバースして向かって行くと、沢の方に消えてしまった。でも、その動きが鈍くさいんだよなあ。カモシカの様な脚と言われる様に素早くスリムな気がしていたが、所詮は牛の仲間か。

 本沢出合が近づくと、あたりはまたヒノキの植林帯になる。ここも手入れが行き届いていて気持ちがいい。登山道に降り立つと、鍋割山荘で記念撮影を手伝った二人組と丁度出会った。後沢乗越から下りてきた様だ。

 後は7kmの林道をひたすら歩く。ここが一番きついんだあよなあ・・・
何とか雨が降り出す前に大倉に辿り着き、大倉屋で発泡酒を購入している最中にバスも来た。ラッキー!
自宅には15時過ぎに到着し、またビールを飲んでお休みなさい。



栗ノ木洞西尾根を登り栗ノ木洞に到着


栗ノ木洞の三角点


1100m空は霧の中
ようやく鍋割山に到着


毎度おなじみ、鍋割山の鍋焼きうどん


鍋割山稜は霧で幽玄の世界




マルガヤ尾根を下る


踏み跡はしっかり付いている
928mピークはマルガヤと呼ぶ?


マルガヤ尾根の途中でカモシカを見付けました


拡大しました


ここからは今回観察した花たち


クロモジ


アブラチャン

フサザクラ


マメザクラ


オオシマザクラ


ミミガタテンナンショウ


タチツボスミレ


ナツトウダイ


ヤマルリソウ


クサイチゴ


ムラサキケマン


ムラサキケマン(色の薄いもの)