2010年4月9日
白雲山(中国・広州)
やっぱり山に登らなくちゃ

 仕事で中国に行った。日程を調整して山にも登らせてもらった。

 成田空港から広州空港へ。離陸を終え、窓から日本列島を見下ろす。富士山は真上から眺めるとまあるい穴ぼこ。4月に入ったというのにまた積雪が増した様だ。しばらくすると北アルプスが遠くに見える。初めてはっきりと見ることが出来て感激。


富士山を真上から眺める


北アルプスが見えた!



 初日は佛山で検査。ホテルからの眺めは、前回の厦門とは異なり、整った街並み。


ホテルから眺めた佛山の街並み



 翌日は視察。でもやっぱり山登りはおまけで入れてもらった。

白雲山は、山並みとその周辺の公園や観光施設が一体となって整備されている。インターネットの観光紹介ではロープウエイで頂上公園まで行けることになっているが、本当は歩いて登りたかった。しかし、現地について見るとそのスケールの大きさにびっくり。国土の広さにだまされスケール感を失っていたみたい。ロープウエイは、箱根のロープウエイの様に手前の尾根を越え深い谷を見下ろして進んで行く。歩いたら3時間コースだろうなあ。
 頂上公園についてもそこは「頂上」ではない。更に公園内を歩いて「九竜泉」の階段をひたすら登り、軍事基地の脇を通って結構な距離を歩く。ようやく辿り着いたところは小さな広場。ピークの岩稜は残してあるが、しっかり階段が付いて下り、更に恋人のお守りの錠をかける場所まである。それでも「白雲山」の頂上「摩星嶺だ。標高382m!


ロープウエイ乗り場


ロープウエイは新しく綺麗だった

白雲山の入口
入場料がいる様だ


中腹のお寺


九竜泉
この前後には長い階段が続く


頂上手前の軍事施設
レドームの中のアンテナは台湾を向いているのだろうか


いよいよ山頂が近づく


頂上である摩星嶺
ピークの岩稜は残してある

摩星嶺は海抜382mでした


どこかの国でも見かける
恋人の錠



 この後は本来の目的である視察。広州は中国でも極めて大きい都市。今年の11月にアジア大会があるため再開発やスポーツ施設、ホテル等の建設が急ピッチで進んでいる。出も工事の遅れは甚だしく、本当に間に合うのか心配になる。454mの広州テレビ・観光塔も立派だったが足元の施設の建設は遅々として進んでいない様だ。でもそれを結局は完成させてしまうのが中国の底力なのだろうなあ。


広州テレビ・観光タワー 454m
タワーは建っているが周囲の整備が間に合わず
未だに工事中で立ち入れず


広州タワーのすぐ脇には
超リッチっぽいマンション群


街のあちこちに掲示されているポスター
みんな頑張れということか

 それと、中央公園を囲んで聳える駅前の高層ビル群。391mの中信ビル(オフィスビルなので観光客は立入禁止)などはとても立派なのだが、よく見るとその街並みの一棟は工事が中断しで躯体むき出しのまま放棄されている。企業者が倒産したのだろうか。それにしてもそれをそのまま放置して衆人の目に晒す感覚がよく解らない。これも中国と言うことか。

 

中信ビル391mとその足元の商業施設群


足元はガラスのリブ
ガラスを使った割にはジョイントの金具が
あまりにもごつい


どこかで見た様なデザイン


建設中断され放置されている高層ビル
誰が管理しているのか・・・


真ん中が中信ビル その右側に躯体むき出しのまま放置されたビル
ホテルに戻るのに地下鉄に乗る。切符は丸いプラスチックのコイン状。改札のバリケードは横から突き出す形。挟まったら痛そう。そして最後に献血ステーション。交差点の一角に晒されて建っている。衛生上極めて危険。こんなのでいいのかなあ。

地下鉄の自動券売機


乗車券はプラスチックのコイン状


改札のストッパーは左右から突き出す


献血ステーション
衛生状態は???