2010年6月12日
不老山
サンショウバラと岩田さん



山市場バス停0746…0800吊り橋0806…0933番が平0933…1010不老山北峰1025…1057樹下の二人1120…1225白クラの頭…1246湯船山…1437三国山…1500三国峠



 ここ1ヶ月以上山に登っていない。身体の芯からウズウズし、禁断症状が出てしまっている様だ。とはいえ仕事は夜勤を含めて忙しく、なかなかチャンスがなかった。梅雨前の6月半ばになってようやく山に行くことが出来た。

 今回は、みろく山の会の山行で不老山のサンショウバラを見に行くのが最大の目的。ネットの情報では樹下の二人で先週満開だったそうだ。少し心配だったが北峰が先週は蕾だったそうだから期待出来そう。

 新松田駅7時10分集合だったので、4分着の電車で行ったら一番最後だった。定時バスより10分前に臨時バスが出るというので乗車する。谷峨での電車組も拾って7時46分山市場バス停に到着。吊り橋の先まで歩いてストレッチ。

 ここから番が平までは急登だ。いきなりたっぷりの汗をかく。久しぶりに汗腺が開き、身体の老廃物が全部抜けて行く快感。しかしそれが後の疲労を引き起こすとは思っても見なかった。

 番が平で一服後、林道と交差するところで今日初めてのサンショウバラ。満開を過ぎ、花びらを株元に散らしているが十分な美しさで皆から歓声があふれる。不老山北峯に辿り着くと、丁度満開。すばらしい。丁度日も射してきてピンク色が強調され見事だ。しばし楽しんだ後に南峰・世附峠経由で「樹下の二人」に向かう。


山市場バス停から車道を少し北に行くと
不老山ハイキングコース入口
吊り橋が見える


不老山北峰
サンショウバラが満開だ


沢山の花が付いている


近づいてみる


更に近く






タニウツギも咲いていた

 世附峠で、休憩している登山者から「今日は植樹のために岩田さんが来ているよ。」と声をかけられる。岩田さんというのはこのあたりの楽しい案内板を作って整備をしてくれている方だ。「樹下の二人」に到着すると、岩田さんは昼食中。「樹下の二人」命名のいわれを聞いたりサンショウバラの植樹の件を聞いたり楽しい時間を過ごさせていただいた。今日は、団体の方と一緒に「樹下の二人」で育てた実生のサンショウバラを移植するのだそうだ。植樹をされる皆さんとお別れしてこれから三国山までの長い稜線歩きだ。


「樹下の二人」の案内板


この方が岩田さん
本日は実生したサンショウバラの移植に来ています


ヤブデマリ

 地図で見るとなだらかな稜線だが、歩いてみればそれなりに起伏があり、累積標高は1800mを越える。1ヶ月以上山から離れていた足はだんだん言うことを聞かなくなり、睡眠不足のため目を開けてるのがやっとの状態。ただただひたすら黙々と前に進むのが精一杯。それでも美しい新緑が時折目に映り、幻想的な霧がまた眼を休ませてくれる。何とか三国山に着いたときには本当にほっとした。


ヤマツツジ


ヤマツツジ


新緑の尾根を歩く


ツクバネウツギ


湯船山に到着


湯船山の二等三角点 「湯船村」 1040.99m


三国山手前から霧の中を歩く


三国山を出発

 霧も出て見通しもきかないことから、鉄砲木の頭は省略し、三国峠からタクシーで駿河小山まで戻った。駅で飲んだビールのうまかったこと。生き返りました。