2010年8月15日〜16日
東沢釜ノ沢東俣
奥秩父のナメを楽しむ



20100815
道の駅みとみ0705…0735東沢分岐…0750鶏冠沢出合0800…0940山ノ神…1137釜ノ沢出合1200…1311両門ノ滝1326…1341トイヤゲンの滝…1353テント場

20100816
テント場0654…0820ミズシ沢出合…1000ポンプ小屋1030…1040甲武信小屋1045…1100甲武信岳1110…1125甲武信小屋1156…1217木賊山分岐…1336徳ちゃん新道分岐…1457徳ちゃん新道入口…1517道の駅みとみ




 毎年恒例になりそうな北アルプス黒部川源流の赤木沢だったが、今年は天候が悪そうなため中止にした。ぽっかり空いてしまった夏休み、予定していたメンバーの一部5人を誘って奥秩父の東沢釜ノ沢東俣に行くことにした。

 14日夕方にJR橋本駅で待ち合わせして西沢渓谷入口近くの道の駅みとみに行く。到着後、先に着いていたメンバーが近くの沢で釣ったイワナをサカナに宴会。飲み過ぎた。
 15日5時半起床、7時出発。二日酔いの為朝食が腹に納まらない。重い頭を抱えながら入渓。今回はずっと先頭を歩かせていただき緊張をしながら進んだので、山ノ神に着く頃にはなんとか二日酔いから脱出できた。ピンクのテープが各所に着いていて経路を間違うことはないが、あまりに多すぎるのでちょっと興醒め。 以前釜ノ沢西俣に行ったことがあったので両門ノ滝までは知った道。しかし、皆にホラ貝のゴルジュを案内するのを忘れて巻き道を登ってしまった。残念。


山ノ神


乙女の沢


西のナメ沢


お約束通り滑って転ぶ


魚止めの滝
滝の左を木の根を頼りに登る


千畳のナメとビジョ


千畳のナメでも転ぶ


たまには自分の写真も載せる


両門ノ滝


両門ノ滝

 両門ノ滝から東俣に入る。本来は滝の右側に沿って登るのだがピンクのテープは滝の中程から更に右に大きく巻いて落ち口に下りる。テープの方が安全なルートだった。その先のトイヤゲンの滝を過ぎたところでゴーロ帯に入り、すぐ先の左岸に今夜の泊地を決める。今回はテントでなく簡易ツエルトで寝床を設営する。今日の宿泊者は私達の他にはガイドに連れられた小学生の子供とそのお父さん。薪を集め、焚き火をし、飯盒でごはんを炊いて楽しんでいる。子供にとっては一生思い出に残る大冒険となったことだろう。私達も渓中泊の醍醐味である焚き火をして遅くまで語り合う。昨日の反省から酒は控えめにした。


両門ノ滝の落ち口に下る


トイヤゲンの滝は二つの滝の中央の尾根を登る


テントを張る


本日の我が家


焚き火を楽しむ

 翌日は5時半起床。地面が斜めだったので夜中に膝まで外に出てしまっていたが、それ以外はとても快適に過ごすことが出来た。7時出発。開けている沢なので明るいが、日が射せばとにかく暑い。ポンプ小屋に着いた時には頭から冷たい水を浴び快感。その後甲武信小屋まで行き、荷物を置いて甲武信岳を往復した。小屋の周囲には今まで見たこともないほど多数のアサギマダラが群舞していた。下りは新道をひたすら下る。この新道は急勾配で登りには使いたくない。道の駅に到着後、「天空の湯」へ行って汗を流した。自宅への帰途は中央高速等が渋滞していたのでぐるりと道志・宮ヶ瀬湖方面を経由して帰った。山中のくねくね道に閉口。でも早く着いてほっとした。

詰めの急なナメ


甲武信岳頂上にて


ナメ滝を登る

 これで今年の夏休みが無駄にならなくて済んだ。一緒に行ってくださった皆さん、ありがとうございました。





ここからは今回観察した花たち