2010年12月12日
ヤヒチ沢ノ頭
中川尾根を横断




中川バス停0818…0829井戸沢右岸尾根取付…0935(604m)…1030(762m)…1115(956m)1140…1155ヤヒチ沢ノ頭…1235(683m)…1302ヤヒチ沢左岸尾根先端…1312ヤヒチ沢出合

 今日は「みろく山の会」のヤブ仲間の忘年山行。本来は、前日の土曜日から登り中川温泉に泊まっての宴会後、今日も登るという予定だった。しかし私は仕事の関係で日曜日だけの参加となってしまった。

 新松田駅から始発の西丹沢自然教室行きのバスに乗り、中川バス停で降りる。前泊している皆とは河内川の橋で合流。井戸沢(一ノ沢)右岸への取り付きは民家のすぐ横。丁度通りかかった家の方に鹿除けネットを外していただき沢に降りる。民家の裏手から急勾配の斜面を一気に登って行くと尾根筋には踏み跡がある。一体どこから登れば良かったのだろうか。

 その先の604mのピークは右から巻くとのことだったが、途中で鹿柵と深くて急勾配のヤブに阻まれ一旦戻って尾根筋を進む。尾根筋には相変わらずしっかりと踏み跡が続いている。やっぱりヤブ屋は尾根をゆくのが正道でしょう。


新松田駅から富士山がくっきり


民家の裏からいきなりの急登に取り付く

 762mのピークで小休止。振り返れば葉を落とした樹木の向こうに真っ白くなった富士山がくっきりと見える。更に進んで936mのピークで大休止とする。ここは広くゆったりとしたピークでとても気持ちが良い場所だ。以前参加したニカニカ集会の集合場所もここだった。西を見下ろすと河内川の向こうに箒沢集落と箒杉が見える。このポイントは、よくヤヒチ沢ノ頭と勘違いされるが、ヤヒチ沢ノ頭はここより少し先に行った951mのポイントのことを言う。

 お腹が一杯になったところで、ヤヒチ沢ノ頭に向かう。このルートは相変わらず尾根が細く両側が切れ落ちている場所が多い。。足元に気をつけて進む。ヤヒチ沢ノ頭に到着したが以前取りつけてあった山名標が一つも見あたらなかった。ここで皆で地図を見てルートを確認しヤヒチ沢左岸尾根を下って行く。ここも踏み跡がしっかりしており迷うことはない。ただ、急な下りが多いので雨上がりなどは注意が必要だろう。


936mピークは広くて気持ちが良い


下を見れば箒杉が見える

 尾根の先端に近づき右に林道が見え始めたところで踏み跡は尾根をはずれ右に下って行く。ヤブ屋は尾根でしょうということでそのまま尾根を進んだが、突端は林道工事の際に削られ20m近い崖となっており下ることが出来ない。仕方なく先程の踏み跡まで戻り尾根左側の腹を下る。林道沿いに2mくらいの擁壁が続くが途中で打込みタラップがあったのでそれを使って林道に降りる。


尾根を下る途中から
バリエーションルートの峰々が見渡せる


尾根の先端は切れ落ちているので
左側に下って林道に降り立つ

 林道を下り、ヤヒチ沢出合で迎えのタクシーに乗って新松田まで行き、喫茶店で反省会。
眺めの良い楽しいヤブ山行でした。