2011年2月12日〜13日
岳ノ台・三ノ塔
とんだラッセル



20110212
蓑毛1400…1510三ノ塔…1610岳ノ台
20110213
岳ノ台0535…0635菩提峠…(林道)…0650登山道…0807二ノ塔…0831三ノ塔…0955牛首…1040大倉バス停



 連休の中央分水嶺の山行は前半に荒天が予想されるため中止になった。連休後半は快晴の様だ。前日にたっぷり降ったであろう雪を求めて丹沢に行くことにした。コースは一昨年の逆回り。蓑毛からヤビツ峠経由で岳ノ台の東屋でビバークした後、三ノ塔に行く。

 土曜日は雪掻き待機のため午前中まで仕事。自宅に戻ってから大急ぎで準備して出発。蓑毛には14時に到着。最初は雪がなかったが、登るに従って深くなってくる。しかし踏み跡がしっかりしていて歩きやすい。ヤビツ峠では除雪作業の真っ最中。そこからが問題だった。

 ヤビツ峠から岳ノ台へのハイキングコースに入ったのだが、前日と思われる足跡が一人分。先行者がいたのかとがっかりしたが、これが逆に幸いした。雪の深さは30cmから50cm位。先行者の踏み跡を追ってツボ足で登る。しかし、吹きさらしの部分では氷結した雪のため足跡が消えているのでルートが判らなくなっている。広い尾根をウロウロしながらなんとか杭を見付けて事なきを得る。植林地あたりでは、登山道がえぐれているため吹き溜まりとなり、腰くらいのラッセルとなる。一人で進むのはとてもきつい。こんなところでラッセル訓練をやる羽目になるとは思いも寄らなかった。何とか岳ノ台の東屋に着き、シュラフに潜る。前回より風が弱くてしのぎやすい。

 翌日は、酒の飲み過ぎで寝坊する。あわてて出発したが、三ノ塔でのご来光の予定がすっかり狂い、菩提峠から登山道までの林道で山裾を染める日の光を見ることになってしまった。とても残念・・・

 登山道に入れば踏み固められた歩きやすい道になる。しかし目的を果たせずにがっかりすると意欲もなくなる。当初は塔ノ岳まで行くつもりだったが、三ノ塔から牛首経由で大倉に下ることにする。

 大倉について「ドングリ山荘」で生ビールと餃子。午前中のうちに自宅に帰り、びしょびしょのシュラフを乾かしたのでした。


三ノ塔から東方向を望む
大山・相模湾・伊豆大島・三宅島


三ノ塔から西方向を望む
富士山・南アルプス・塔ノ岳


富士山と南アルプス


丹沢表尾根 中央が塔ノ岳