2011年12月28日〜29日
北八ヶ岳
分水嶺27 巨石の隙間を避けながら


本当は天狗岳を越えるつもりだった・・・


20111228
ピラタスロープウェイ山麓駅1000−1008RW山頂駅1030…1115三ツ岳分岐…1125三ツ岳…1440雨池山…1500雨池峠(幕営)

20111229A班
雨池峠0835…0853RW山頂駅



 今回は分水嶺第27回として北八ヶ岳を歩く。メンバーは10人。予定は三ツ岳から硫黄岳まで。この北側は、2010年1月30日から31日にかけて蓼科山から北横岳まで歩いている。また南側は、2011年10月15日から16日にかけて県界尾根から硫黄岳まで歩こうとしたのだが、強風のため赤岳地蔵尾根までとなってしまい、来年7月の花の咲く時期に改めて挑戦することになっている。


20111228

 八王子集合で『あずさ1号』に乗車、茅野駅からタクシーでピラタスロープウェイ山麓駅に到着。ロープウェイに乗車し山頂駅に向かう。天気は快晴。北アルプス、御嶽山、中央アルプス、南アルプスが一望できる。

 山頂駅を出てストレッチを行う。今回はスノーシューまたはワカンを持参しているので、まずはスノーシュー部隊が先頭を行き、残りのメンバーがその後を辿る。坪庭を進み北横岳への登りまではしっかりと踏み跡があり快調に進む。

 三ツ岳への分岐に到着すると、その先は踏み跡がない。ここからは本格的にスノーシューの出番だ。シュー組4人で踏み固めればそれなりに快適な径が出来上がる。三ツ岳頂上手前で岩がちとなり、皆アイゼンを装着する。1名が装着に手こずる。よく見ると長さ調節のバネが無くなってしまい、固定が出来なくなっている。あきらめて片方だけ取り付けて進むことにする。

 三ツ岳山頂までは簡単なロッククライミング。登り切れば絶景。ここから更に三ツ岳二峰三峰と進むのだが、積み木を乱雑に積み重ねたようなに大岩は、雪が隙間を隠して落とし穴だらけになっている。ピッケルで突っついて深さを確かめ、アイゼンで蹴り落として空隙を確認しながら進む。それでも時々シラビソと組み合わさったトラップに引っかかり数mの穴に落ちそうになったりもする。落とし穴が無くなれば今度は急な下り坂。足元が決まらず滑り落ちてしまうこともあった。予定よりだいぶ超過して平坦になりほっとしたのも束の間で、再び雨池山への登りとなる。そしてまた急な下り。雨池峠に到着したのは15時になってしまった。風を避けられる場所にテントを二張り設営した。アイゼンが壊れてしまったA班の一名はリタイアし、明日ロープウェイで下山することになった。



ロープウェイから中央アルプスを望む


ロープウェイから北アルプスを望む


三ツ岳の山塊は大きな岩の集合
雪に隠れた隙間だらけ


三ツ岳の尾根を進む


20111229

4時半起床。A班のメンバーの内、1名が足が攣ってしまいこれ以上続けられないという。更にもう一人が肩が外れそうなので荷物を背負えそうにないという。5人のメンバーの内3人がリタイアということになり、2名では班の態をなさい。申し訳ないとは思ったが、A班はここでで全員リタイアさせていただくことにする。6時半に出発するB班を見送り、8時にテントを畳んで山頂駅に行き、9時始発のロープウェイで下山した。



一方B班は・・・

無事、中山峠まで行き、翌日稲子湯でゆっくりしたそうです・・・

残念!!リベンジするぞ!!!