2012年7月10日
燕岳
大展望!!!



20120107
宮城ゲート1115…1520中房温泉

20120108
中房温泉0510…0813合戦小屋0825…0933燕山莊0945…1009燕岳山頂手前…1055燕山莊1130…1213合戦小屋…1417中房温泉

20120109
中房温泉0612…0935宮城ゲート




 雪山スクールのお手伝いも第2回となる。今回は燕岳。実は私は夏も行ったことがないので、とても楽しみにしていた。

 メンバーは10名。八王子からあずさ3号に乗り込む。この列車はそのまま大糸線に行くので乗り換えの必要がない。穂高駅で予約したタクシーの乗込み宮城のゲートで下車。ここから中房温泉まで延々12km4時間の車道歩きとなる。雪が積もり一部滑りやすくなっており注意しながら歩いて行く。歩き疲れてようやく辿り着いた中房温泉のテント場には雪がない。温泉の地熱で地面が温かいのだ。早速テントを張って今日はここまで。美味しい豆乳鍋をいただきました。



穂高駅
立派な入口


宮城ゲート
12月からは車両通行止


 翌日は3時半起床5時10分出発。本当は5時発の予定だったが我が班の段取悪く少々遅れてしまった。真っ暗い中を登って行く。第2ベンチあたりから1名が遅れ始める。2番手についてもらったが全体が遅れてしまうので、リーダーの一人が付き添い後からついて行くことになる。第3ベンチを過ぎたあたりで御来光を拝む。

 合戦小屋で休憩。遅れたメンバーはここでリタイア。リーダーの付き添いで下山。

 残った8名は合戦の頭を登り燕山荘までの急登にかかる。槍ヶ岳が見えてくる。素晴らしい。燕山荘からの展望は最高だ。未だ登ったことのない名峰が指呼のうちだ。



第3ベンチ手前で御来光を拝む


立派な槍ヶ岳と北鎌尾根


合戦尾根から燕岳方面を望む


合戦尾根からの大展望


カシミールで山座同定


燕山莊からの大展望


カシミールで山座同定

 途中で立ち止まりながら写真を撮っていたためもうひとりのリーダーの足が攣りそうになる。燕山荘についた時点でそのリーダーは小屋に待機することになり、私がメンバーの6人を連れて燕岳に向かう。目出し帽を通して吹き付ける風が強くて頬が冷たくなる。頂上への最後の登り手前でメンバーの一人が足攣りを起こす。残った今回のリーダーは私一人。残った5人のメンバーにリーダー格の方がいらっしゃるので引率をお願いし、私は頂上を目前にして足を引きずるメンバーのリュックを併せて背負い燕山荘に戻る。残念!


燕岳一歩手前で撤退!
次回は頑張るぞ!!!

 何とか燕山荘に辿り着き、後ろを振り返ると登頂を終えたメンバーが下ってくるのが見えた。おめでとう。燕山荘で体制を整える。待機していたリーダーと足攣りメンバーは後ろからゆっくり来ることになる。残りの私を含む6人は足を痙ったメンバーの荷物を分担し下りにかかる。

 下りは快調。ピッケルを正面水平に持ちトントントンと跳ねるように下る。1歩毎に滑り降りる分があるのであっと言う間に下って行く。合戦小屋手前の急勾配では尻セードで気持ち良く滑り降りた。予定より1時間以上早くテント場に辿り着く。心配していた後からのメンバーも程なく到着。ほっとした。
 小屋で酒を沢山仕込んで皆で乾杯。早めに夕食にし早々に寝る。


 今日は帰るだけだ。6時半出発のはずが皆の段取が良く6時5分に出発。ほとんどが下りになるので効率的な歩き方の勉強などしながらのんびり歩く。それでも予定よりずいぶん早く着きそうなのでタクシーに連絡し1時間早い9時半に迎えに来てもらう。おかげで穂高駅発10時07分の電車に乗って帰ることができた。車内で精算し松本駅からのあずさで反省会。一部のメンバーは2次会と称し高円寺の方まで飲みに行ったようだ。私はまじめ?に帰り15時前に自宅着。テントやシュラフを干す時間があったので助かった。