2012年7月10日
鳥居立・ムギチロ・入道丸
道志の尾根の縦走


0835登山道入口0850…0905鳥居立北尾根取付0910…1110鳥居立1120…1200巌道峠1220…1300ムギチロ1310…1350平野峠1355…1410入道丸西峰1412…1417入道丸東峰…1431鉄塔1440…1450綱子峠1457…1513林道…1603奥牧野バス停




 今回は、「みろく山の会」の会山行で道志の尾根に行く。道志の尾根は御正体山以外は歩いたことがなかったので、これは外すわけには行かないと参加させていただいた。馴染みが無かった場所なので、コースがよく解らず、「ムギチロ」と言う名前も聞いたことが無く、興味津々。

 上野原駅からタクシーで登山口まで向かう。ゴルフ場を回り込むと、リニア新幹線の工事用道路にはいる。ダンプカーが通るため轍がえぐれ、タクシーの腹をこする。申し訳なく、取付の少し手前で降ろしていただく。ストレッチの後、車道を更に進み、尾根先端を50mほど回り込んで取付に到着。

 登り始めて直ぐに積雪があった。頂上直下の急登手前でアイゼンを装着。霧氷が綺麗だ。登り切ったところは中継塔が立ち並ぶ鳥居立。ここの三角点は「三等三角点 神野村 1047.71m」


鳥居立北尾根取付


尾根には雪が積もっている


鳥居立頂上には中継塔群がある


鳥居立ての三角点
三等三角点 神野村 1047.71m


霧氷が育っている


霧氷のトンネルを潜り進む

 小休止後、東に向かう。巌道峠手前の鉄塔下で昼食。寒いので20分ほどで出発。巌道峠からは緩やかな上り下りを繰り返す。辿り着いたムギチロはただの広いなだらかなピークだったが妙に嬉しかった。

 更に進んで平野峠に到着。実はここは神奈川と東京の県境。いつかは歩き通そうと思っている神奈川県境のルートの一部を歩くことになった。但し、ここで気をつけなければいけないことがあった。平野峠への下りは、直角に曲がる尾根を外れてまっすぐ下って峠に到達する。従って、目の前に見える尾根は支尾根で、そのまま登ってゆくと本来登り直す尾根よりも1本南の尾根に乗ってしまうことになる。ここはしっかりと地図を確認して、左の巻道に入って行くのが正解だ。その道を50mほど進むと先ほど外した尾根が左手から降りてきて再び正規の尾根に乗ることが出来る。


巌道峠には林道が通っている


ムギチロに到着


平野峠の標識
ここを左奥に回り込んで元の尾根筋に戻る
 急登を登ると入道丸に到着。しかし、三角点がない。再び地形図を確認すると、ちょっと先にもう一つピークがあってそちらに三角点があるようだ。入道丸は双耳峰だったのですね。きっと麓から見ると頑固親父の禿頭のように見えたのでしょうか。そして、東峰にあった三角点は「三等三角点 安寺沢村 714.35m」。


入道丸西峰
三角点はここではなく、この先のピークにある


入道丸東峰の三角点
三等三角点 安寺沢村 714.35m

 ここからは下り道。綱子峠手前でアイゼンを外し、尾根を外れて沢筋を林道まで下る。林道途中に福寿草の群落があるのだが、すっかり雪の下で見ることが出来なかった。奥牧野バス停にタクシーに来ていただき。再び上野原駅に戻る。反省会は八王子駅。楽しい一日を美味しいお酒で反省させていただいた。


綱子峠手前の鉄塔からこれから下るルートを眺める


沢筋を下りようやく林道に到着

 今回は、足の手術後初めての本格的な山行で心配したが、足の調子も良く楽しく歩くことが出来た。その上、思いもかけず神奈川県境も歩くことが出来て本当にラッキー。今年の再出発は幸先が良さそうだ。