2012年3月20日
相州アルプス支尾根
暖かい日差しの中で




坂尻PB0737…0820土山峠分岐0827…0847(524m)…0912半原越…0932経ヶ岳0940…0950荻野越…1005華厳山…1010支尾根分岐…1036煤ヶ岳…1135寺鐘…1204上飯山BP



相州アルプスを通して歩くことは、高取山の採石場のため出来ないことが判ったが、それども尾根を通して歩きたい。
そこで目をつけたのが、華厳山から東南東に延びる支尾根。地図上は、高取山経由よりも長く伸びている。
ついでと言っては何だが、急宮ヶ瀬道を歩いたことがなかったので併せて歩いてみることにした。

 旧宮ヶ瀬道は坂尻バス停から尾根を越えて宮ヶ瀬に続いていた道だ。実際に登ってみると、車両が入れる幅に拡張された作業道が続き味気ない。土山峠から上ってくる登山道と合流し、仏果山方面への尾根に乗ってからようやく登山道らしくなった。尾根の左には採石場が見える。宮ヶ瀬に続くこのあたりは、採石場やその跡がいっぱい見受けられる。比較的なだらかな登り続き、主尾根上の登山道に合流する。

 ここからはいつもの道。経ヶ岳へ登り返し華厳山を過ぎたところで、支尾根へのルートを探す。「K51」の杭と山桜の大木が目印だ。このルートは意外と通る人が多いようで、テープもあちこちに見られる。下りはかなりの急坂。樹につかまりながら気をつけて下る。細引きのロープも残置してあった。この跡も尾根の分岐にはなぜか桜の木がある。目印として故意に植えられたものだろうか。煤ヶ岳を過ぎるとヒノキやスギの植林地となる。清川村の役場が直ぐ下に見える。裏山の風情。楽しいハイキングだ。ヤブツバキの花の赤が登山道に映える。
 尾根を下りきると鹿柵が巡らされている。ようやく潜り戸を見付け、寺鐘の集落にはいる。梅が満開。バスの時刻が合わないので、上飯山まで歩いた。

 今日は良い天気だった。日の当たる尾根は心地よく、早春の香り。木々の芽はまだまだ堅いものが多いが、そこここに早い芽吹きのものが動き出している。これから楽しい季節がやってくる。