2013年2月10日
鋸岳〜日の出山
「地元」の奥多摩の山登り



 

 
奥多摩駅0705…0730愛宕山…0803石仏…0852P1046.7…0907鋸山0910…1015大岳山1025…1113鍋割山…1125奥の院1130…1205御岳山1210…1245日の出山1300…1340梅野木峠…1355三室山…1436登山口…1458日向和田駅



 昨年の9月半ばから青梅で仕事をしている。青梅線の沿線に来て、毎日大岳山をはじめとする奥多摩の山々を眺めていた。せっかく近くに来たので、いっぱい奥多摩の山を登ろうと思っていたが、休みが日曜日しかなく、自宅に戻ったり、みろく山の会の山行などもあって、一度も登れずに終わっていた。

 いよいよ仕事も終わり、青梅の宿舎を2月半ばで引き払う。最後の日曜日となった10日に、ようやく最初で最後の、地元としての奥多摩の山歩きをすることにした。

 羽村駅から電車に乗るのだが、余り早く着いても暗くてつまらない。奥多摩駅7時着になるよう調整し、5時40分発の奥多摩直通の電車に乗る。奥多摩駅で準備をし、7時過ぎに出発。

 登りは、今まで歩いたことのない鋸尾根。鋸山から先は2007年10月に歩いたのと同じコースを辿る。駅から見ると山の中腹から白くなっている。実際には、石仏あたりから雪を踏み締めるようになり、800mを越えたあたりからは、北斜面は雪道となった。


愛宕山の石段
直線部だけで186段ほどありました。


愛宕山の愛宕神社


石仏
天狗の姿が彫られています。


北斜面は雪です。

 鋸岳からは下り道も多くなる。尾根の縦走路にはいると、踏み固められた雪が融けて再度固まった氷となり、とても滑りやすくなっている。アイゼンを持ってきていないため慎重に下る。特に大岳山からの下りは、切れ落ちた崖に削られた径なので、万が一滑ってしまえば大事故につながるので、一歩一歩確認しながら下った。


鎖場を上から覘く
結構急でした


鋸山頂上
眺望はありません


大岳山頂上
見晴は最高です


大岳山の二等三角点

 鍋割山から奥の院までは踏み跡も薄く、快適に登降できた。御岳神社で参拝を済ませ、日の出山に向かう。このコースはお手軽なハイキングコースで人の通行も多いため、雪はアイスバーン状態になっている。ちょっとした坂でへっぴり腰のアベックが壁につかまりながら身動きがとれなくなっている。怖がるから滑るんだよと、私が見本で小股でトコトコと降りて見せたが、感心してくれただけで、やっぱり動けない。あとは仲良く苦労してねと見捨てて先を急ぐ。


奥の院
その奥には大岳山


御岳山の御嶽神社
いつもお思うのだが字がややこしい

 日の出山は大賑わい。しかし足元は泥濘。重くなった靴を無理に持ち上げるようにして歩いて行く。足元ばかり見ていたものだから、途中の高峰への登り口を見落として巻いてしまった。三室山にはしっかりと登り、更に下ってゴルフ場まで辿り着く。あとは舗装道路だ。梅の公園はまだ蕾。一輪も咲いていない。日向和田駅に着くと20分待ち。ストレッチをしていると、そばにいたハイカーの方がキンカンを分けてくださった。甘くてすっぱくておいしかった。


日の出山頂上は大賑わい


日の出山の三角点


日の出山からこれから下る尾根を眺める


梅野木尾根の石碑


三室山


三室山の三角点


青梅市のマンホールの蓋
梅がデザインされています


梅の公園脇には
オオイヌノフグリが咲き始めていました

 日向和田駅から最寄り駅の羽村駅まで電車賃は160円。自宅から丹沢に行くより安い。何でもっといっぱい登っておかなかったのだろうと後悔。後悔先に立たずだね。

 今回の山行は3月に行われる六甲山全縦走の訓練を兼ねているつもりだった。コースの距離は少ないが、平均時速3kmで歩けたのでよしとしよう。