2017年11月23~25日
小川山~野辺山
再開分水嶺第3回



 
前回のルートが細線、今回のルートが太線


20171123
瑞牆山荘1020…1110富士見平小屋1115…1200鷹見岩分岐…1218鷹見岩1225…1255大日小屋

20171124
大日小屋0630…0706八丁平0715…0945小川山0953…1150松ネッコ1155…1332萱ダワ1338…1427泊地

20171125
泊地…石ッコツ…信州峠…横尾山…豆腐岩…木賊ノ大タル…槍(P1270)…三ツ沢ノ大タル…十文字峠…平沢山…獅子岩…JR最高点…野辺山駅



(大古さんの山行記を引用させて頂きました。)


 9月の分水嶺②八ヶ岳に続き2回目の分水嶺参加だ。23日の早朝、家を出る時は本降りの雨だったが天気予報では昼前には上がるとのこと。集合場所の韮崎駅に着くと予報通り雨はほぼ止んでおり、今回のメンバー4名が揃う。タクシーで出発地の瑞牆山荘に向い10時に到着、準備を整え1020分から登山開始。標高1900mを超える頃より雪が現れる。本日は時間に余裕があるので鷹見岩に寄り道する。雪の中から鎖を引っ張り出し大岩を攀じ登ると、雨雲が取れた大パノラマが広がった。本道に戻り1250分に本日の泊地、無人の大日小屋に到着した。この後、明日の大日岩北側は大荷物を背負っての通過が危険なので、大日小屋から八丁平へのルート探しに出る。小屋の上のヤブを探すこと30分でピンクテープを見つける。小屋からのアプローチを確認し小屋に戻り、早速宴会モードとなる。冷えてきたので小屋の中にテントを張り、夕食の焼き肉パーティーに突入。ワイン2本+焼酎+ウィスキーも堪能し初日が終了。

二日目は620分出発。昨日探したルートを軽くヤブ漕ぎしながら730分に八丁平に到着。ここからが分水嶺で地図上破線の登山道を北上する。快晴ではあるが標高が上がるにつれ積雪が多くなる。10時に最高地点2418mの小川山山頂に到着。この先、信州峠までは地図上では登山道がなく本格的なヤブとなる。シャクナゲの枝を掻き分け、時に枝や幹に跳ね返されながらも突き進む。テープ、踏み跡、地図、コンパスを頼りに、そして時にGPSの助けを借り分水嶺を辿っていく。12時に松ネッコ到着、この辺りから積雪はなくなる。冬枯れの明るい林を抜け1340分に広々した萱ダワに出た。当初の計画ではここにテン泊の予定だったが時間も早いので2011年と同じく、この先の標高1530mの鞍部まで行くことにする。1430分に鞍部到着。女性陣にテント設営をお願いし、水汲みに沢に降りると直ぐに湧き水が見つかった。CLが取水ダムを造り夕食用と明日の水を難なく確保した。テントに戻り夕食のサムゲタンに舌鼓を打ち初日と同じくワイン2本+焼酎+ウィスキーで二日目終了。

三日目、本日中の完歩を目指し6時に出発。岩場の石ッコツを経て745分に信州峠に出た。これから先は実線の登山道である。横尾山までの急登で一昨日ぶりに人=登山者に出会う。本日も快晴につき展望はすこぶる良し。が、豆腐岩、槍、三ツ沢ノ頭、飯盛山と急登の繰り返しで疲労の溜まった脚にくる。13時に最後のピーク、平沢山頂上に着き本日中の完歩を確信。獅子岩からゴルフ場横を通り、1430分に1375m鉄道最高地点に到着。ここで9月の分水嶺②八ヶ岳と繋がった。15時に野辺山駅に到着、JAスーパーで飲物他を仕入れ1539分の小淵沢行き列車にて帰途についた。メンバーと天候に恵まれ、4日間の予定を3日間で完歩した特急分水嶺だった。




瑞牆山荘前を出発


瑞牆山も少し雪を被っている


富士見小屋に到着


鷹見岩に寄りました
雪が被っていて鎖場が怖かった


鷹見岩からは富士山が見えました


大日小屋に到着


2日目は早速ルートファインディングしながら八丁平を目指す

 
小川山に到着

 
小川山からは雪道となる

 
松ネッコに到着
この先の高登谷湖の上流の鞍部でテントを張った

 
3日目も天気は上々

 
信州峠の石仏様

 
横尾山の頂上に到着

 
長野県と山梨県の県境を離れると目の前に八ヶ岳が見えるようになる

 
平沢山の三角点

 
獅子岩のある駐車場に到着

 
JR最高点に到着して前回のルートと繫がった