2006年8月20日 金時山・明神ヶ岳 (単独)
カワラナデシコとオミナエシと藪!
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万葉公園09.05−09.57林道終点−10.17丸鉢山−11.00金時山11.25−11.40金時神社分岐−12.00ウグイス茶屋−14.15明神ヶ岳14.35−15.07鞍部−15.35別荘地−16.00宮城野バス停 |
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7月後半に雨が多く山に登っていなかったため、体がなまってきて少しきつい階段を登ると息切れがしてきた。そこで、体力を付けようと考え、ちょっときつめの箱根外輪山に行くことにした。前回明神ヶ岳に登った際に、三角点の手前で戻ってしまったのが悔しく、今回はタッチして帰るぞ!との思いもあった。 | |||
小田急線新松田から地蔵堂へのバスに乗る。到着後、バスを乗り継ぎ足柄万葉公園まで行く。夕日の滝経由で登って行かないのが軟弱な証拠・・・。今回は足柄峠も見たいのがと言い聞かせて、体力の無さを自ら誤魔化す。 さて、準備運動の後歩き始める。1時間近くの林道歩きだ。聖天堂や足柄関所跡、足柄峠を観光気分で眺めながらのんびりと歩いて行く。 |
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![]() 万葉公園バス停付近 |
![]() 聖天堂 |
![]() 足柄関所跡 |
![]() 足柄峠 |
林道の周囲は沢山の花が観察できます。タムラソウ、アキノタムラソウ、センニンソウ、ボタンヅル、ツリガネニンジン、タイアザミなどなど。今日観察できた花のほとんどは見ることができました。 |
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![]() タムラソウ |
![]() ボタンヅル |
![]() タマアジサイ |
![]() キンミズヒキ |
![]() ツリガネニンジン |
![]() オヤマボクチ |
![]() オトギリソウ |
![]() ツルボ |
駐車スペースを過ぎて登山道に入り丸鉢山までの間で、更にコバギボウシ、カワラナデシコなどを観察することが出来ました。 |
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![]() カワラナデシコ |
![]() 丸鉢山から金時山を望む |
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![]() ツチアケビ |
![]() コバギボウシ |
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さてここからは急登です。眺めを期待しますがどうもガスが掛かり始めているようです。12箇所の干支のニックネームの付いたアルミ階段と数え切れない木階段を登り切り、息も絶え絶えになってようやく金時山に到着。茶屋でアイスキャンディーを2本平らげてようやく落ち着きました。眺望の方は、残念ながら楽しむことは出来ませんでした。富士山には、なかなかご縁がないようです。 |
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![]() 金時山山頂 |
![]() 周りは霧の中 |
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さて、落ち着いたところで明神ヶ岳に向かいます。時間は掛かるが尾根道は楽しいだろうと思い進み始めましたが、行程の半分は背丈を超えるハコネザサの藪の中を掻き分け掻き分け進みます。ばかだよなあ、半袖で来るなんて・・・。サングラスも持ってくれば良かったなあ・・・。とはいえ、時折見える神山方面の眺めは素晴らしく、オミナエシの群生やコオニユリ、マツムシソウが慰めてくれます。 |
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![]() ひたすら藪 |
![]() 背丈より高い藪 |
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![]() オミナエシ |
![]() マツムシソウ |
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![]() ノブキ |
![]() ヤブレガサ |
![]() コオニユリ |
![]() ヨツバヒヨドリ |
上り下りを繰り返し、ようやく明神ヶ岳に到着。到着・・・。あれ、三角点は何処にあったの・・・?。結局、三角点にタッチすることは出来ませんでした。次回は、GPSに登録して確認しながら登るぞ!とまた反省。 |
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![]() 明神ヶ岳山頂 |
![]() マルバタケブキ |
![]() 温泉街を望む |
![]() 小湧谷を望む |
さて、明神ヶ岳山頂では、私以外に2パーティーがいらっしゃいました。 一組は、万葉公園からずっと同じ道程を歩いてきていた自衛隊と思われる方達。半数以上の方は編み上げ革靴(軍靴)での登山でした。そして、あと一組は、まじめに地蔵堂から夕日の滝経由で来られた二人組。皆さん、明星ヶ岳経由で宮城野に下りる計画だったようですが、すっかり藪に参ってしまいこのまま鞍部から下りるそうです。私も、明星ヶ岳をあきらめそのまま下りることにしました。この下りの登山道は金時山の直下のように急勾配を下りて行くことになります。別荘地にたどり着いたときは足がガクガクしていました。温泉によって行こうかと思いましたが、バス停に到着したら丁度バスが来てしまった!ので、そのまま登山電車を乗り継いで自宅まで帰りました。 さて、今回の反省。 1.藪が予想されるのだから長袖とサングラスを持って行こう。 2.濡れた木の根で滑って2回ほど尻餅をついた。足元を良く確認しよう。 3.写真に夢中になって崖脇の浮き石を踏み、 仰向けに倒れて体の4分の一が崖に落ちた。 マジに足元に気をつけよう。 4.足が疲れたときには体を冷やしすぎない。 帰ってから冷房の中で足が攣ってしまい痛い目にあった。 暖かいところにいると平気なんだよなあ。 ということで、無理な計画は事故の元。 体力を養いながら、楽しくゆっくり山行を楽しみ事故の無いように過ごしましょう。 |