2011年2月5日
桑ノ木沢
房総のナメ沢を歩く
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キャンプ場入口0943…0948入渓点…09534m滝…101620m滝…1046洞穴…1052二俣(右へ)…1100奥二俣(左へ)…1130車道…観音寺参拝…1234尾根へ…1300橋…1307キャンプ場入り口 |
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今回は、「みろく山の会」のメンバーと房総の沢に行く。 横浜に7人が集合し、車2台で出発。アクアラインを通って木更津に到着。更に南進し亀山湖を右に見ながら進むと入渓点である橋が見えた。その先で車を停め渓装を整える。 少し戻って橋を渡ると目的の桑ノ木沢だ。このところの天気続きで水がない。それでも少し遡ると、ナメ床の上に水流が現れた。 |
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![]() キャンプ場前の空き地に車を停める |
![]() 車道から橋を渡る |
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![]() 二つ目の橋の手前から入渓 |
![]() 河原は水がない・・・ |
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少し進むとナメ滝が見えてくる。釜にはハヤの様な魚が泳いでいる。そんなに勾配はきつくないのだが、土丹質の床は一旦足をずらすと溶けた粘土の様になり、ずるずると滑る。そっと足を置き、床を痛めない様に歩を進める。 |
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![]() 最初の滝は右側にステップが切ってあるが、とても滑りやすい |
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しばらく土丹の固まりがごろごろした河原を進むと20mのナメ滝が現れる。中間まではステップを頼りに登るが、右に曲がったあたりから勾配は緩くなるが足がかりが無くなる。左岸の草や枝につかまりながら慎重に登った。 |
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![]() 一旦ナメになるが・・・ |
![]() 20m滝を登る |
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![]() サワガニやハヤがいました |
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ここから先は、チョウナで削った様なナメが続く。足を擦らなければ極めて快適。しかし、気を緩めるとズルンと滑る。途中の左岸に洞穴がある。奥には縦に溝が掘られており人工的なものの様だ。ここまで濡れずにこれたのだが、二俣の手前で巻けない釜があり、あきらめて膝上まで浸かる。 |
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![]() こんな感じのナメ |
![]() 結構長い |
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![]() 洞窟があった |
![]() 奥中央には縦に掘った溝が |
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![]() 二俣手前で水に嵌る |
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二俣に到着する。左俣が本流だが、東大の演習林と言うことで立入禁止の様だ。このあたりから周囲の岩が土丹状から砂混じりに代わって足が効く様になる。更に奥に二俣があり、これは左に進む。倒木を掻き分け、堰堤を2つ越えたりしながら忠実に本流を追うと上にガードレールが見えてくる。どっこいしょと乗り越えると舗装された車道に上がることが出来た。そして、目の前にお寺の山門があった。 |
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![]() 二俣に到着 右に進む |
![]() 二俣には大学の標識があった |
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![]() 右に進むとまた二俣が現れる これは左を進む |
![]() 本流を進むと林班界の標識があった ここで倒木が多いため尾根に取り付いたが最後が急で登れない 左側の本来の沢に戻り詰めれば登り切ることが出来る |
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![]() 最後の取り付き 上にガードレールが見える |
![]() 三石山観音寺の山門 |
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このお寺は三石山観音寺というお寺だそうで、霊験明らからしく遠方からもお参りに来られていた。特に縁結びに強いようです。本殿は岩と一体になって建てられておりびっくり。奥の院には岩の隙間を潜って行くので胎内巡りの様だった。 昼食を済ませた後、車道を下り途中から桑ノ木沢取り付きにつながる尾根を下る。房総の山は低いが尾根と沢が複雑に入り組んでいる。地図の等高線に沿って尾根筋を決めて歩くのだが神経を使った。途中等高線では現れていない沢を横断する際には躊躇したが一旦決めた方向に沿って尾根を拾ってゆき、無事に取り付きまで戻ることが出来た。 |
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![]() 観音寺のお堂は岩に食い込んでいる |
![]() ルンルンの尾根下り |
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渓装を解き温泉に向かう。利用したのは亀山温泉湖水亭嵯峨和。温泉はヨード色に染まったいわゆるラドン温泉。とても暖まって気持ちよかったのだが、洗い場の湯の圧力が足らず鉛筆よりも細い流れで、まともに身体を洗えない。男湯はまだ良かったのだが、女湯は、更衣室も洗い場も浴槽も全部屋外で、露天といえば聞こえは良いが、洗い場の湯が細いため身体を洗うことも出来ずとても寒くて浴槽から出ることが出来なかったそうだ。せっかくの良い温泉なのだからもったいないことだ。 帰りのアクアラインもスムーズに走ることが出来た。海ほたるで休憩し17時前に横浜駅に到着することが出来た。 |
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