2007年8月26日 水ノ木沢

BP0650〜0700入渓点(750m)〜0815梅ノ木沢出合(865m)0826〜0925二俣(1030m)0942〜1045涸滝上(1225m)1100〜1130縦走路〜1132菰釣山頂上1225〜1320林道終点



昨晩酔いが覚めてから寒くて仕方なかった。山側から吹き降りる空気が冷たい。いくら夏とはいえ沢のそばでタープのみの下でシュラフカバーだけで寝るのは無謀だったか。2時過ぎからは何度も寝返りを打って片側だけ冷えた身体を転がす。明け方近く近くでシカの鳴き声。高く鋭い声にびっくりして皆目が覚めてしまったようだ。5時過ぎ起床。昨日残してあるご飯で雑炊を作った。とても美味しかった。片付けをして7時前に出発。支沢を回り込んで入渓点に到着。最初はゴロゴロのゴルジュだったりするが、いくつか滝を越えるとナメが現れる。巾はそれほどでもないが楽しく水を蹴りながら進める。流れの中にヤマメが沢山見られる。ある滝の釜などはひと目10匹ほどが群れをなして泳いでいた。この沢は本流と支流が判りずらくなかなか予定通りに行けない人が多いようだ。特に間違いやすいのは標高1030m辺りの二俣。右が本流なのだが、一旦伏流となるため、誤って左側を行ってしまい激しいヤブの詰めを強いられることになる。右側の涸れ沢を行くと程なく水が戻り勾配が増してくる。30m近い涸れ滝出てくる。1年前なら登れなかったような岩場だが今は何とか登る事ができるようになっている。それでも1回落石を起こしてしまい皆に心配をかけた。まだまだ足元は未熟だなと反省。予定通りのルートで詰めるとヤブ漕ぎはない。菰釣山の少し西側の尾根に出て一息。頂上で昼食にした。この後、新築なった菰釣山避難小屋を覗いてから道志側に下山。直下の沢は水が涸れているため登山道入口近くまで下らなければ水はない。菰釣避難小屋に泊まる場合は水をしっかり持って行く必要がありそうだ。
置いてあった車で運転者2名が山伏峠の車を回収に向かう。その間に残りの6人は空身になってキャンプ場方向に降りていった。キャンプ場は夏休み最後の日曜日とあって満員のようだ。車のそばでキャンプするのも楽で良いが、昨日のように沢のそばで風に当たりながら過ごす夜も良いものだと話ながら歩く。途中で車と合流。今日は東富士で総合火力演習があったので山中湖方面は相当の混雑が見込まれるので、道志から宮ヶ瀬方面に抜ける事にした。途中で寄った「道志の湯」は入浴料500円だが横浜市民は300円。水源地としての関わり合いから割引があるそうだ。サッパリしてから帰宅。



BPを出発


水ノ木沢に入渓


最初の滝の前で


最初の滝


次の滝は釜の中央に水中通路がある


水中通路を渡ってクラック伝いに登る


釜の中にはヤマメが沢山いる


幽玄な沢の風景


正面と左からシャワー


この滝を登ると長いナメが続く


ナメの始まり


ナメが続く


ちゃぷちゃぷ遡る


小いさなナメ滝


小滝が続く


朽ちた木にギボウシが咲く


勾配がきつくなって行く


岩を登る


急勾配を登る


30m近い枯れ滝が見えてきた


枯れ滝を見上げる

プルージックで登る


菰釣山に到着

第1日 沖ビリ沢へ