2007年9月17日
雲取山〜石尾根
この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図数値地図50000(地図画像) 及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平19総使、第184号) |
|||
避難小屋0500〜0520小雲取山〜0540奥多摩小屋0545〜0627七ツ石山0630〜0717高丸山0719〜0740日陰名栗峰0742〜0825鷹ノ巣山0835〜0927将門馬場〜1003六ツ石山〜1015狩倉山〜1045三ノ木戸山1057〜1117登山道に出る〜1240車道〜1240奥多摩駅 |
|||
学生グループの「4時だ!」の声と共に皆起床。それぞれ朝食を作る。霧の中、5時に出発。一旦山頂に戻り石尾根への下り道を探すがよく判らない。見つけた道標に従ってたどるとなんとさっきの避難小屋の前。昨日の同宿人に聞くと小屋前の霧で真っ白になっている急斜面を下るとのこと。よく見ればジグザグの道が下に続いている。ほっとして下ると程なくしてなだらかな尾根道になった。 |
霧の中を進む |
||
日の出と共に霧がとれ、右手に奥多摩の峰々。その向こうに丹沢と富士山。左手は森の向こうから眩しい朝日。途中、奥多摩小屋の水場を求めて右手に折れる。程なく付いた水場の脇にトリカブトがかわいらしく咲いていた。 鷹ノ巣山で一服していると、二人の登山者が登ってきた。お話を聞くと青梅警察署山岳救助隊のメンバーの方であった。新人を連れて登山道を習熟させているとのこと。ありがたいことだ。 |
|||
林の中に陽が昇る |
富士山が顔を出す |
水場脇のトリカブト |
|
奥多摩小屋脇の水場 |
|||
更に進むと尾根道と巻き道に分かれる。このあともピーク近くになる度に巻き道が付いている。以前高尾山から陣馬山まで歩いたときも主なピークには尾根道と巻き道がついていてビックリしたが、今回も同じ思いをした。 昭文社の地図には尾根道と巻き道の両方が実線で記されているが、実際歩くと尾根道の方は踏み跡が微かな部分が多い。巻き道の方がしっかりと歩かれているので、ともすれば巻き道に引き込まれそうになる。せっかく来たのだから尾根を歩き続けたい。「石尾根の登山道」でなく「石尾根」を歩き通したい。途中で道標に頼るのをあきらめ、自分の目でピークを拾いながら進んでゆくことにした。 |
|||
尾根筋に防火帯が続く |
|||
七ツ石山 |
高丸山 |
日陰名栗峰 |
鷹ノ巣山 |
将門馬場 |
六ツ石山 |
狩倉山 |
三ノ木戸山 |
尾根には防火帯が設けられている場所が多いので比較的スムーズに進んだが、将門馬場付近ではいつの間にか防火帯が無くなり、なだらかな広い尾根となって踏み跡を見失った。仕方がないので太陽の方向を目指しながら進んだ。暫くすると登山道に出たので、ほっとして道なりに歩いてしまったら六ツ石山を巻いてしまった。しゃくなので登山道を少し戻ってピークを拾い直す。 ここからはまた尾根に防火帯が通る。狩倉山のピークのポイントは防火帯から少し北奥に入った場所で、幹に貼った紙標。最後のメインのピークである三ノ木戸山から先は登山道がない。そのまま東に進むと防火帯が終わり森の中となる。地図を出して現在地を確認するとそのまま東の尾根を進めば奥多摩に降りる登山道に出そうだ。 だんだんと急勾配になる林の中を時々足元を滑らせながら降りてゆくとなんだかヘン。東に向かって真っ直ぐ下っていたつもりが、太陽の位置から推定するといつの間にか南方向に向かっている。慌ててコンパスで確認し、左下方向に下るよう方向転換。暫くすると真下に沢が見えてきた。しまった!と思ったがこのまま沢を降りるのは御法度。左を見あげると微かに尾根筋が見えるので、急斜面を左上方向にへつり上がってゆく。沢が細くなった時点で渡り越え反対側の支尾根に向かって登って行くとすぐに登山道に出た。ほっとして、あとは素直に登山道を下り奥多摩駅に到着。缶ビールを一気に飲み干したのでした。 自宅に帰って体重計に乗ったら目標の大台を更に1kg割ってニコッ! しかしその後に飲んだビールと夕食で、翌朝にはすっかり元の体重に戻っていたのでした。残念!!! |
|||
1日目(9月16日)へ | |||
この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、数値地図50000(地図画像)、
数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平19総使、第184号)